【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
7月4日から7月5日のランキングは、世界的大ヒットを遂げている『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が、全国774スクリーンで、動員50万5000人、興収7億9000万円のロケットスタートを切り、堂々の首位発進。初週土日では、前作比で約156%という高い数字を記録した。また“親子映画”対決だった『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』と『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』は『ひつじのショーン〜』が動員で約2万人の差をつけて勝利した。
今週は、SF映画の金字塔と言われている『ターミネーター』シリーズ待望の最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』、細田守監督最新作『バケモノの子』が公開。どちらもトップを狙える作品だけに『アベンジャーズ〜』との熱い首位争いが繰り広げられそうだ。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(パラマウント)
〇『バケモノの子』(東宝)
▲『アリのままでいたい』(東映)
△『リアル鬼ごっこ』(松竹、アスミック・エース)
×『悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46』(東宝映像事業部)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【1位予想】『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
洋画の大作が続く2015年。中でも本作は、12年ぶりにアーノルド・シュワルツェネッガーがシリーズに復帰するということが報道されて以来、常に注目度が高かった。新旧シュワちゃんがバトルする「T-800」対決など、ファンにとっても見どころ満載だ。
全米では7月1日に公開され、初日興収が推計893万ドル、週末集計では約2870万ドルの3位。『ジェラシック・ワールド』、『インサイド・ヘッド』の牙城を崩すことが出来なかった。やや不安の残るスタートとなったが、日本でのシリーズ初週の数字を見ると、5〜10億円の興収を挙げている。
プロモーションで主演のシュワルツェネッガーおよびエミリア・クラークも来日。7月6日には、六本木ヒルズでジャパン・プレミアを開催した。『ターミネーター』シリーズとしては12年ぶりの来日にファンは熱狂。ゲストとして登壇したシュワルツェネッガーの大ファンというモデルで女優の西内まりやが、シュワちゃんからキスされるというサプライズもあり、イベントは大いに盛り上がった。映画ファンならずとも、シュワルツェネッガーおよび『ターミネーター』の知名度は高い。『アベンジャーズ〜』が初週50万人。この数字を超える可能性は十分ある。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)爆裂『アベンジャーズ〜』に挑む『ターミネーター』&『バケモノの子』! 果たして首位は!?
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