ハードボイルド・ジャンルの伝統的な醍醐味を現代に甦らせる
北村有起哉主演、型破りな私立探偵・連城新次郎が裏社会を駆けずり回る姿を描く『終末の探偵』より、予告編を紹介する。
・「必ず娘を取り戻す!」凄まじい母の執念を実話を元に描いた社会派映画
借金を抱え、酒やギャンブルの悪癖を引きずる半面、情にはもろく、弱きを助け、強きをくじくまっすぐな気性の持ち主。そんな連城新次郎という新たなアウトロー探偵のキャラクターを生み出した本作は、ハードボイルド・ジャンルの伝統的な醍醐味を現代に甦らせたクライム・エンターテインメントだ。
とある街の喫茶店を事務所代わりに、しがない探偵業を営む連城新次郎は、闇の賭博場でトラブルを起こし、顔なじみのヤクザである笠原組幹部の恭一から面倒な仕事を押しつけられる。それは笠原組と敵対する中国系マフィア、バレットの関与が疑われる放火事件の調査だった。
時同じくして新次郎は、フィリピン人の両親を強制送還させられた過去を持つミチコから、謎の失踪を遂げた親友のクルド人女性の捜索を依頼される。
やがて恭一や新次郎が何者かによってボウガンを撃たれる事件が発生し、笠原組とバレットの対立が激化。消えたクルド人女性は依然として行方知れず。図らずも2大組織の抗争に巻き込まれた新次郎は、すべてが複雑に絡み合う一触即発の危機をいかに切り抜けるのか…。
予告編は、主人公の私立探偵・連城新次郎が、事務所代わりの喫茶店「KENT」にやってくる映像からスタートする。そして「KENT」の店看板の下隅っこに貼られている「連城探偵社 連城新次郎」という白い張り紙にクローズアップ。このオープニングは松田優作主演のTVドラマ『探偵物語』のオープニングにオマージュを捧げたもの。また、予告編にも使用されている本作のメインテーマは、『探偵物語』のOPテーマ「Bad City」を意識したアップテンポな楽曲となっている。
『終末の探偵』は12月16日より劇場公開される。
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