『GOEMON』紀里谷監督、モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェン主演『ラスト・ナイツ』で初のハリウッド進出!
『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督がモーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンを主演に迎え、5年の歳月をかけて完成させたハリウッド初進出作『ラスト・ナイツ』。この映画がKIRIYA PICTURESとギャガの共同配給で今年11月に、全国約200館規模で公開されることが発表され、ティザーポスターと特報が解禁された。
すでに世界30ヵ国以上での上映が決定している本作は、紀里谷監督が活動の場を移したハリウッドで出会った1本の脚本から始まった。それは2人のカナダ人によって「忠臣蔵」を題材に描かれた心震える騎士たちのドラマ。徹底的な時代考証が施され、オリジナルの魂を忠実に受け継いだその脚本を読んだ紀里谷監督は「内なる声がシンプルに呼びかける。『これは正しいのか、それとも間違っているのか?』と。その答えは、民族や宗教、国籍や出自に関わらず、誰もが知っているものだ」と感じ、脚本を映画化することを決意。
舞台は、戦士の時代が終わりを迎え、よこしまな政治がはびこり始める封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた大臣への賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿は反逆罪に問われ、愛弟子で、後継者として信頼するライデンによる斬首という最も残忍な方法による死罪を勧告される。
これを断るライデンだったが、バルトーク卿は騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。かくしてライデンは震える手で主君の首を落とした。1年後、気高い騎士たちは、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。すべては、忠誠を誓った主君の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために──。
バルトーク卿を演じるのは、『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞したフリーマン。ライデン役には『クローサー』でアカデミー賞にノミネートされたオーウェンが扮する。また、伊原剛志が、ただ1人の日本人俳優として、ライデンのライバルで一流の剣士イトー役を演じる。
その伊原は本作について「最近、スポーツでも必要とされる侍スピリッツ!その武士道を騎士道に変え、日本の役者として唯一この映画に参加しました。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、世界の役者たちとの共演で自分の可能性を確信した作品です」とコメント。
紀里谷監督は「多くの方々に支えていただきながら、5年がかりで作り上げた作品です。まだ、小さな一歩ですが、確実に踏み出した一歩だと思っております。日本での公開は今年の秋ですが、1日も早くみなさまに見ていただきたいという気持ちでいっぱいです。未熟ではありますが、これからも応援して頂ければ幸いです」と話している。
『ラスト・ナイツ』は11月よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて全国公開となる。
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