吉田修一の同名原作を、『フラガール』の李相日監督が映画化し、興収20億円の大ヒットを記録した『悪人』。このチームが再集結し、同じく吉田の同名原作を李相日監督が映画化する『怒り』の豪華キャストが発表となった。
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吉田書き下ろしの原作「怒り」は2012年10月から13年10月まで読売新聞に連載され、14年に中央公論新社より発行された小説。八王子で陰惨な殺人事件が発生。現場には、被害者のものと思われる血で書かれた「怒」の一文字が遺されていた。
事件から1年が経ち、今なお有力情報は得られぬ中、千葉の漁港で働く洋平(渡辺謙)は、家出をしていた娘の愛子(宮崎あおい)が漁港で働く田代(松山ケンイチ)と親密になっていく中、その男の前住所が所在しないことなどから、彼への疑惑を深めていく。
東京の大手広告代理店で働く優馬(妻夫木聡)は、偶然出会った直人(綾野剛)と親密になり同居を始めるが、日中の行動が不明であることや、ニュースで報じられる事件の犯人の特徴と直人が似ていることから、疑惑を深める。
そして沖縄でも、泉(広瀬すず)と辰哉(佐久本宝)は、突然、現れた田中(森山未來)に対し心を開いていくも、ある事件をきっかけに、田中の隠された事実を知ることになる。はたして誰が犯人なのか? 信じたいと願う彼らに驚愕の結末が訪れるというもの。
キャストとして発表されたのは、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴、宮崎あおい、妻夫木聡の13名。
『許されざる者』に続き李組が2度目となる槙洋平役の渡辺は「再び、李相日監督と仕事させていただくことになりました。人を信じるということがこんなにも難しく脆いものなのかという、今回もハードな話です。心してかかっていきたいと思っています。お手やわらかに。無理だと思いますけど」とコメント。
泉役を演じる広瀬は「原作を読んで初めて自分から『この役やりたい』と思い、オーディションに臨んだ作品でした。この作品に参加させて頂けることが決まって、李監督のもと『泉』を演じられることを幸せに思います。スタートに立つ前からたくさん悩んでますが、一生懸命頑張ります」と話している。
本作は8月8日にクランクインし、10月中旬クランクアップ予定。2016年秋に全国公開となる。
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