又吉直樹の「火花」が早くも映像化！2016年にNetflixにて独占配信

2015.08.28

お笑いコンビ、ピースの又吉直樹による中編小説で、第153回芥川賞受賞作「火花」が初映像化され、2016年にNetflixにて独占配信されることがわかった。

「火花」は又吉の本格小説デビュー作で、純文学とエンターテインメント、両方の要素を兼ね備える、人間の根本を描き切った青春小説の傑作。芸人の作品として史上初めて芥川賞を受賞しただけでなく、発行部数も純文学としては異例の230万部を突破する、近年の文学界では類を見ない記録ずくめの話題作だ。

一方の Netflixは、世界50ヵ国以上で6500万人を超える会員を抱える世界最大級の映像配信会社。オリジナルドラマ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、1日1億時間を超えるテレビドラマや映画を配信するサービスで、インターネットに接続したあらゆるデバイスに対応し、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴が楽しめるというもの。

2016年末までには世界約200ヵ国でサービス開始予定で、日本でのサービスが9月2日にスタートとなるこのNetflixの最大の特徴が、独自に製作したオリジナルドラマ。『ハウス・オブ・カード』『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』はエミー賞受賞の常連作品となり、ドキュメンタリー『ヴィルンガ』はアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネーションされるなど、クオリティの高い数々の作品を世に送り出しており、『火花』もそうした作品の1つとしてラインナップされる。

この発表に又吉は「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです！」とコメント。Netflixの日本法人代表取締役社長のグレッグ・ピーターズは「Netflixは、素晴らしいストーリーが世界を繋ぐというビジョンを信じ、常にみなさまに最高のコンテンツをお届けしたいと思っております。日本にたくさんあるストーリーの中でも、以前より又吉直樹さんの『火花』をぜひNetflixにて映像化したいと思っておりました。この度、弊社で『火花』を映像化し、日本、そして世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」と述べている。

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