【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
9月12日-13日のランキングは、ソニーピクチャーズ配給の『ピクセル』が全国620スクリーンで動員13万9000人、興収2億1000万という数字で首位スタートを切った。当欄予想の15-20万人という数字には届かず。2015年に公開され、初登場1位を飾った作品の中では、映画『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(松竹)の124,275人に次いで低い数字での1位だけに今後どこまで数字を伸ばすか注目だ。当欄1位予想の『天空の蜂』(松竹)は全国312スクリーンで、動員12万6000人の3位スタート。同一配給・同一公開規模の『駆込み女と駆出し男』と動員数もほぼ同じとなった。正直、もう少し数字は伸びると思ったのだが、エンターテインメントという側面より、メッセージ性の強い硬派なイメージが強かったのだろうか。
今週は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』、『アントマン』、『ヒロイン失格』、『心が叫びたがってるんだ。』などが公開。東宝VSディズニーの頂上決戦にも注目が集まる。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『アントマン』(ディズニー)
○『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』(東宝)
▲『心が叫びたがってるんだ。』(アニプレックス)
△『ヒロイン失格』(ワーナーブラザース)
*『ハイキュー!! 勝者と敗者』(東宝映像事業部)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『アントマン』
体長1.5センチのヒーロー「アントマン」の活躍を描いたアクション映画。特殊スーツを手に入れて「アントマン」になり、人生をやり直そうとする主人公スコット・ラング役をポール・ラッドがつとめる。
全米でマーベルコミックの勢いが止まらない。本作は全米初週で、約5800万ドルを叩き出し首位。2週目も2480万ドルと好調を維持した。マーベルコミック原作の映画は、12作品連続初登場首位という記録を達成している。
日本でも『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が7月4日に全国774スクリーンで公開され、初週で動員50万人超えを記録するなど、マーベルは絶好調。ディズニー映画は2015年、前述の『アベンジャーズ〜』をはじめ、『シンデレラ』が41万9000人、『イントゥ・ザ・ウッズ』が32万8000人、『インサイドヘッド』が31万6000人と軒並み初週で好成績を残している。
本作も330館近くで上映。9月15日には、ジャパンプレミアが行われ、主演のポール・ラッドとペイトン・リード監督が来日。日本語吹き替え版の声優をつとめた、お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一や女優の内田有紀、俳優の溝端淳平らと共にファンサービスを行った。大崩れは考えづらく、30-40万人の動員は期待できる。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)東宝VSディズニー再戦!巨人 VS 1.5センチのヒーローはどちらに軍配が?
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