吉沢亮が役所広司との初共演に感激!「緊張しましたが、学ばせていただきました」
成島出監督最新作『ファミリア』の挨拶付き完成披露上映会が開催
役所広司と吉沢亮が初共演を果たす映画『ファミリア』が、2023年1月6日より全国公開となる。これに先駆け、11月22日に舞台挨拶付き完成披露上映会が行われ、主演の役所、共演の吉沢、成島出監督らが登壇した。
・吉沢亮が理不尽な悲劇に見舞われ、父・役所広司は感情を抑えられず…!?
山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治、赴任先のアルジェリアで出会った女性との結婚が決まった誠治の息子・学、そんな父子に助けられた傷ついた在日ブラジル人の若者・マルコス。国籍や育った環境、話す言葉などの違いを超えて、大切な人と共に生きていきたいと願う人々の姿を描いた本作は、殺伐としがちな現代に温かい希望の明かりをともしてくれる感動作となっている。
主演の役所広司をはじめ、吉沢亮、佐藤浩市、MIYAVI、松重豊、中原丈雄、室井滋ら日本映画界を代表する豪華キャストが、名匠・成島出監督のもとに集結。さらに、実際に日本で暮らすブラジル人の若者たちをオーディションで抜擢した。当事者による演技は、“演技”の域を超えたリアリティーを感じさせ、本物の煌めきと瑞々しさを放つ。
主人公・神谷誠治を演じた役所にとって、成島監督作への出演は約10年ぶり。当日、舞台挨拶に立った役所は、「10年間あなたは何をしていたんだい?と言われないよう、頑張らねばと思いました。吉沢さんをはじめ、非常にフレッシュな若者たちとの仕事は楽しかった」と充実した撮影を振り返った。
誠治の息子・学役の吉沢は、成島組初参加にして役所とも初共演。吉沢は「いつかはご一緒させていただきたいと思っていた方で、役所さんとお芝居できるということも本作に参加する上で重要なことの一つでした。緊張しましたが、学ばせていただきました」と喜びを語る。
吉沢が現場での役所の佇まいを「その場に役が人間として存在しているというか、説得力が凄まじくてすごかった」と絶賛すると、役所は「立派な息子ですね! お父さんのことをこんなに褒めてくれて」と照れつつジョークを交えて応えた。
陶器職人という役柄ゆえに、役所は実際に焼き物作りに挑戦したが、「ろくろも結構時間をかけて苦労しながら練習しましたが、吉沢さんは大河ドラマの撮影もあって練習もできなかったはずなのに、意外と結構達者にやる。おかしいなと。どうしてそんなにできるんだ?という話はした」と吉沢の器用さに驚く。当の吉沢は「少ない時間ではありましたが、焼き物の先生に教えてもらいながら頑張りました」と謙遜した。
成島監督は「外国人キャストたちは実際に車の工場などで働きながら撮影に参加してくれました。そのリアリズムがスクリーンに映っている。演技経験がない分、怖いもの知らずで思い切りやってくれました」と作品の手応えを語った。
『ファミリア』は2023年1月6日より公開。
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