福島の立ち入り禁止区域でも撮影、E-girls石井杏奈主演映画の予告編解禁

『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』ポスター
(C) 2015 NHK
『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』ポスター
(C) 2015 NHK

NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でチーフ演出をつとめた井上剛監督がメガホンをとり、2016年1月中旬よりシアター・イメージフォーラムほかにて全国順次公開となる映画『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』の予告編が解禁された。

[動画]解禁となった『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』予告編

本作は、震災の影響でバラバラになった同級生たちが再会し、福島の立ち入り禁止区域内の母校に埋めたタイムカプセルを掘り起こしにいく様子を綴ったロードムービー。ヒロイン・朝海をE-girlsの石井杏奈、旅をする仲間に黒猫チェルシーの渡辺大知、NMB48の木下百花、柾木玲弥、前田航基などフレッシュな顔ぶれが顔を揃える。

解禁になった予告編は、朝海が阪神淡路大震災から20年という節目に、神戸復興への願いを込めた歌「しあわせ運べるように」を学校の行事で歌うことに違和感を覚えるところからスタート。それぞれの場所で、さまざまな「思い」を抱えて生きる人々は、ひとつの歌を通してつながることが出来るのか? 久しぶりに会う同級生たちと故郷福島へ旅する中で、様々な人に出会いながら徐々に変わっていく朝海の姿が映し出されていく。

映画は、実際に福島県の立ち入り禁止区域内でも撮影されている。人気のないどこまでも続く広大な大地や、瓦礫が残ったままの小学校など、東日本大震災から4年経っても何も変わっていない風景が映し出され、見る者の心を捉えて離さない。

脇を固める共演陣には、津田寛治、二階堂和美、皆川猿時、ともさかりえ、南果歩、中村獅童らが出演。また、渡辺大知が、本作のモチーフとなる合唱曲「しあわせ運べるように」を歌っている姿も登場。自身のバンド「黒猫チェルシー」のライブでも歌っているという渡辺の熱唱シーンが心に響く内容になっている。

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