ビッグプロジェクト『真田十勇士』で大島優子がくノ一に、中村勘九郎と松坂桃李を翻弄!?
映画と舞台を同時期に公開・上演する史上初の試み、『真田十勇士』プロジェクトのキャストが発表された。本プロジェクトは、昨年、日本テレビ開局60年特別舞台として制作されたスペクタクル超大作「真田十勇士」をもとにしたもので、同作の演出を手がけた堤幸彦監督が、映画版、舞台版共に演出を担当する。
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つまらない世を面白く生きるために抜け忍びとなった主人公・猿飛佐助を演じるのは中村勘九郎。佐助と共に「真田十勇士」を支える霧隠才蔵を松坂桃李が、女忍びとして2人を翻弄する火垂を大島優子が演じる。
このプロジェクトについて堤監督は「舞台公演の折りには、お客さんが大熱狂、盛り上がりました。ぜひまた会おうと再会を誓い合った十勇士たちが、決意も新たに再演に向かって走り出したところに、映画化の企画が加わりまして、舞台と映画をほぼ同時に行うというものすごいイベントになることでしょう」と自信をのぞかせる。
また中村は「舞台版も映画版も、とりあえず“バカ”という基本線は変わりません。舞台初演時は、こんなにビッグプロジェクトになるとはつゆとも想像しておりませんでしたが、近年稀に見る壮大な映画になりそうで、これは心してやらなければならないと身が引き締まる思いです」、松坂は「申年に猿飛佐助の映画とは、最高の年になりそうです。(昨年の)舞台の時、お客様がたくさん笑って幸せな気持ちで帰ってくださった空気が、今回の映画でもしっかり受け継がれていると思います。劇場に来たお客様と同じことを映画を見たお客様にも感じていただけるように、最高のエンターテインメント時代劇を作っていきたい」と抱負を語った。
一方、時代劇は初めてという大島も「普段は、眼の力強さや姿勢、人に対しての距離の取り方などで“くの一”らしく演じながら、想いを寄せる相手と接する時には、普通の女の子らしさも出したい。(アクションは)吹き矢使いなので、直接的な戦闘シーンはそんなになさそうですが、女性のずる賢さや俊敏性みたいなものが現れたらいいんじゃないかと思っています」と語った。
『真田十勇士』は、凡庸な武将なのに男前すぎるばかりに名将と勘違いされてしまった真田幸村と真田十勇士の面々を、猿飛佐助が「嘘」で立派な武将に仕立て上げるというストーリーで、2016年9月に全国公開される。
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