俳優のジュリアン・サンズ、山で行方不明に…ハイキングに出かけたまま消息を絶つ
天候の影響などで地上の捜索隊は撤退、空中からの捜索が続く
現地時間の先週金曜（13日）にカリフォルニア州の山中で行方不明になった人物が、俳優のジュリアン・サンズであることが明らかになった。
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『眺めのいい部屋』（86年）やTVシリーズ『24 TWENTY FOUR』シーズン5などに出演しているイギリス出身のベテラン俳優は現在65歳だが、登山が趣味で、カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡保安局の発表によると、ガブリエル山脈付近のバルディ・ボウルにハイキングに出かけたまま消息を絶ったという。
家族からの通報で直ちに捜索が始まったが、雪崩の危険など天候の影響もあり、地上の捜索隊は撤退し、ヘリコプターやドローンによる空中からの捜索が続いているが、日本時間20日午前中現在、消息はまだ不明だ。
サンズの家族はイギリスの「The Independent」紙の取材に、昨年9月に彼が孫に送ったスイスのアルプスで登山中のスナップ数枚を提供し、「これは、彼がこう見てもらいたいと願う姿です。彼が最も愛していたことをしているところ……英雄のような登山家であり、とても幸せそうな自分の写真を最愛の孫ビリーに送って共有することを喜んでいました」と語った。
この時、サンズが登山していたのは標高4,506メートルのヴァイスホルンで、ヘルメットを被り、ロープなどを装備して岩を登る姿や山頂で水の入ったボトルを手に笑顔を見せる写真が撮られた。
かつて最も幸せな瞬間を尋ねられて「輝くような寒い朝に山頂の近く」にいることだと語ったサンズについて、友人は「（イギリスの詩人）バイロンのようなロマンティストで自然の究極に惹かれ、山々での自由を謳歌する冒険家です」と表現した。
サンズの妻で作家のエフゲニア・シトコウィッツは先週金曜、夫がアメリカのンガブリエル山脈に出かけて行方不明になったと通報した。大規模な捜索の結果、サンズのものと思われる車が発見され、彼の息子で、ビリーの父親であるヘンリーは経験豊富なハイカーと共にカリフォルニアの山々での捜索に参加している。
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