瀬戸康史「さらに成長して活躍していきたい」ヨコハマ映画祭主演男優賞を射止めるも慢心せず

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第44回ヨコハマ映画祭の様子
第44回ヨコハマ映画祭の様子

俳優の瀬戸康史が2月5日、横浜・関内ホールで行われた第44回ヨコハマ映画祭にて主演男優賞を初受賞した。

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瀬戸康史「刺激的な毎日でした」出演作の充実語る

今回3年ぶりの開催となったヨコハマ映画祭。満員の観客と共に地元に根付いた映画祭ならではの温かい雰囲気で会場が包まれていた。ヨコハマ映画祭の北見実行委員長からは、受賞理由として「2022年度作品『愛なのに』(22年)において現代における演技の憂いさや晴れやかさを持ち妖艶な色気、高い説得力で深い感銘を与えた。」と讃えられた。

映画『愛なのに』で古本屋店主・多田浩司役を演じた瀬戸は、受賞スピーチで「自分は芝居を演じる上で演じる姿が想像できない作品を楽しみにしており、今作はそれを感じ参加させていただきました。表現者として踏み入れたことのない領域に入れる不安もあったが振り返ると充実して刺激的な毎日でした。そして作品を通し、やってみるということの大切さ、一歩踏み出すことで世界が広がって見えないところまで見えてくることを実感しました」とコメント。「今後も主演男優賞を頂いたことを喜びつつも、さらに成長して活躍していきたい」と誓った。

ヨコハマ映画祭は、年に200本以上映画を見る会社員や、若手映画評論家などがこの映画祭の選考委員となり、前年に公開された日本映画からベストテン作品と、監督賞、男優賞、女優賞、新人賞、脚本賞などを選出する祭典。映画祭当日は、ベストテンのなかから数作品を上映し、表彰式が行われるが、毎回受賞者がほぼ全員出席するのもこの映画祭の呼び物。映画好きの学生、会社員など約30名が実行委員として企画・運営に携わっている。スポンサーに頼らず、あくまで映画ファンによる手作りの映画祭にこだわり続けている。歴史を通じ、実行委員会メンバーの中から映画監督や評論家も生まれている。“横浜からの日本映画の応援団”を自負する。

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