政治と行政のモラルの低下、戦争ができる国になろうとしている日本の本当の姿
『新聞記者』(19年)など、世に強く訴える問題作を手掛けてきたスターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』(21年)の内山雄人監督&制作スタッフが、満を持して“日本の真の影”に切り込む政治ドキュメンタリー映画『妖怪の孫』。本作よりポスタービジュアルと予告編を紹介する。
・マスゴミは報じてくれない!? 安倍元総理、生い立ちの秘密から選挙で圧倒的支持を得たワケ、現役官僚の本音を紐解く
歴代最長の在任期間となった故安倍晋三元総理。タカ派的な外交政策と“アベノミクス”に代表される経済政策を行い、高い人気を誇った半面、物議を醸す言動やスキャンダルの絶えない人物だった。長期政権下、日本は分断と格差が広がり、選挙に勝てば問題も疑惑も忘れ去られるという悪習が政治に根付いてしまった。
「昭和の妖怪」と呼ばれた母方の祖父・岸信介(元総理)。幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようとした政治姿勢と、その背景にある血縁の秘密。妖怪の魔の手は、いかなる嘘や不正さえも諦めで満たし、政官の倫理観を地に堕とした。その結果としての黒塗りや改竄の蔓延。それは、いつの間にか日本国民の心にさえも忍び込んでいた。
なぜ、安倍政権は選挙に強かったのか? 何が多くの国民を惹きつけたのか? アベノミクスの失敗から見る今後の経済発展や、政治と行政のモラルの低下、そして戦争ができる国になろうとしているニッポンの本当の姿、その根本にあるものを紐解いていく。
・安倍元首相銃撃事件の容疑者をモデルに描いた『REVOLUTION+1』、ベルリン批評家週間にて上映
・[動画]祖父・岸信介の教えを刷り込まれ…安倍晋三とは何者であったのか?『妖怪の孫』予告編
予告編では、日本の顔とも言うべき安倍元首相の数々の名言や、貴重な若かりし頃の写真などが映し出される。“昭和の妖怪”と呼ばれた祖父・岸信介に心酔した安倍元首相、そしてその意志を受け継いだ現政権は今どこに向かおうとしているのか? ナレーターの古舘寛治は、「あなたも妖術に侵されていませんか?」と問いかける。
『妖怪の孫』は3月17日より全国公開される。
・[動画]安倍元首相銃撃事件の衝撃をダースレイダー&プチ鹿島が語る
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