お得意のエロス&バイオレンスを封印!?『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督が描く、大人のためのラブロマンス
#イ・ジョンヒョン#コ・ギョンピョ#タン・ウェイ#パク・チャヌク#パク・ヘイル#別れる決心#映画#韓国映画
本作を5回もリピート鑑賞したBTSのRMがお気に入りの名台詞とは?
本年度のアカデミー賞国際⻑編映画賞部門の韓国代表に選出され、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞したパク・チャヌク監督最新作『別れる決心』が公開中だ。BTSのRMもリピート鑑賞したという本作より、RMお気に入りのセリフを含んだ本編映像を紹介する。
本作は、惹かれ合う刑事と容疑者の2人を描いた珠玉のサスペンス・ロマンス。昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー国際⻑編映画賞部門の韓国代表に選出された。
巨匠パク・チャヌク監督がエロスもバイオレンスも封印して挑んだのは、大人のためのラブロマンス。刑事と容疑者という、惹かれてはならないもの同士の禁断の愛を描いた本作は、過激なラブシーンが一切なく、さらに言葉の壁がもどかしさを掻き立て、なんともロマンティックでエロティックだ。
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パク・チャヌク監督が新境地に挑んだ本作は、何気ない台詞やディティールに多数の伏線が張り巡らされており、見るたびに新しい謎が増えるとリピーターが続出している。5回も鑑賞をしたBTSのRMは、「品はどこから来ると思う? 誇りからですよ」というセリフが特にお気に入りだとか。これは刑事へジュンが、ソレに別れを切り出す際に投げかける台詞。今回は、この台詞を日本語で堪能できる吹替版の本編映像を紹介する。
ソレは「“愛している”と言った瞬間、あなたの愛は終わり、その愛が終わった瞬間、私の愛が始まった」と語る。だが、監督が「“愛している”と決して言わないラブストーリーを作りたかった」というように、へジュンがソレに“愛している”と告げることはない。本作では、ある言葉が別れを意味することもあれば、愛を意味することもある。
冒頭、夫の死に反応が薄いソレついて、へジュンは「悲しみが波のように押し寄せる人や、水にインクが広がるようにゆっくり染まる人もいる」と詩的に表現する。この台詞のように、本作も時間が経つほどに印象が変わり、謎が深まっていく。一癖も二癖もあるセリフや小道具などにも注目して、繰り返し本作を楽しんでいただきたい。
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