【週末シネマリサーチ】前編
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
◆夏の大本命! 全米で驚異的ヒットのアニメがついに公開
7月9日-10日のランキングは、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(20世紀フォックス)が、全国963スクリーンで公開され、初週土日動員38万1521人で1位を獲得した。先週公開された『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(ディズニー)との比較で、139.6%という好結果だった。当欄まったくのノーマークだったゲームソフト「FINAL FANTASY XV」のサイドストーリーを映画化した『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』(アニプレックス)が全国44スクリーンながら、初週土日動員2万2818人を記録し10位にランクインした。
今週は、夏休み映画大本命『ファインディング・ドリー』(ディズニー)、『HiGH&LOW THE MOVIE』(松竹)、ポケモン最新作『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』(東宝)などが公開。どれも強力コンテンツだけに上位争いが注目される。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎[1位予想]『ファインディング・ドリー』(ディズニー)
〇[2位予想]『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』(東宝)
▲[[5位予想]『HiGH&LOW THE MOVIE』(松竹)
△ 該当作なし
☆『AMY エイミー』(KADOKAWA)
☆『大怪獣モノ』(アーク・フィルムズ)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で ☆:期待)
◎【1位予想】『ファインディング・ドリー』
ディズニー/ピクサー映画『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの続編。カクレクマノミのマーリンとニモ親子の親友ドリーが、忘れていた家族を探すための冒険に出る姿を壮大なスケールで描く。
6月17日に約4300館で全米で公開されるや、オープニング興収約1億3500万ドルという驚異的な数字で初登場1位。この数字は、アニメーション映画史上最高のオープニング興収であり、世界中で大きく報道された。その後も勢いは衰えず、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』や『ターザン』などを抑え、4週連続1位という大ヒットを遂げた。
本作は約360館での公開。日本でも70億を超えた『ズートピア』(ディズニー)も、全米でのオープニング興収は7500万ドルということで、本作がどれだけ大ヒットを記録しているかがわかるだろう。2003年に公開された『ファインディング・ニモ』は日本でも110億円という高い興行収入を上げている。批評家や鑑賞者の評判も高く、日本でも大きな数字を記録することは間違いないだろう。(後編「意外な伏兵?『シン・ゴジラ』便乗映画にも注目!」に続く…)
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