前編/我が子にもこんなパートナーが見つかりますように、と願わずにいられない!
【ついついママ目線】『あなた、その川を渡らないで』前編
リア充、爆発しろ!の“バカップル”ぶりに目尻下がる
98歳のおじいさんと89歳のおばあさんの老父婦。自然あふれる田舎の川のほとりで暮らす彼らが、山菜を採りに山へ行き、料理をして2人で食べ、ときにはちょっとしたイベントの老人会の遠足に参加する。
なんてことのない老父婦の日常の積み重ねをとらえた韓国のドキュメンタリー映画『あなた、その川を渡らないで』。本国の韓国では口コミで話題が広まり、ハリウッド大作を押さえて異例の大ヒットし、韓国国内で10人に1人が見たことになる480万人の観客動員数を達成した。
日本でも公開されるやいなや、映画初日満足度ランキングNo.1(7月29日、30日/ぴあ調査)に躍り出た。見ればこれが納得の内容で、温かい涙を流さずに堪えられた人がいるなら教えて欲しいほどだ。
老父婦の日々の暮らしぶりを丁寧に追い、やがておじいさんは体調を崩して咳がひどくなっていき……と、最終的には想像通りの結末を迎えるのだが、涙のわけはその悲しみにあるのではない。そこに至るまでの2人の夫婦愛がたまらないのだ! おじいさんとおばあさんの仲睦まじい姿は見ているだけで胸にあったか〜いものがこみ上げてくる。
それも、ひっそりと静かに寄りそっているのではなく、「リア充、爆発しろ!」と言いたくなるぐらいのバカップルぶりなのだ。花を摘んでお互いに飾ったり、雪を掛け合ったり、川で用事をするおばあさんのそばにおじいさんが石を投げこむと、おばあさんが水を浴びせ返したり。若者のようにはしゃぐ2人の姿は微笑ましいの極み。こんなかわいいおじいさんとおばあさんになりたい!と誰もが思うはずだ。(「『世界で一番あなたが好きよ』のつぶやきに涙が…)
『あなた、その川を渡らないで』は公開中。
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