キム・ヨングァンが全裸も厭わずサイコパスを怪演するドラマが過激と話題

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『サムバディ』
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エロティックな性描写が斬新なヒューマンドラマ『サムバディ』

マッチングアプリ「サムバディ」を開発したアスペルガー症候群の女性、キム・ソム(カン・へリム)。ある日、この「サムバディ」を媒介した殺人事件が起こる。そしてソムは、謎めいた男ソン・ユノ(キム・ヨングァン)と絡みあっていくことになる。ソムの女友達である巫女でレズビアンのモグォンと車椅子生活を送る警官のギウンは、犯人をユノと断定し、自分たちで捕まえようとするが…。

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幼少期から変わり者だったがコンピュータに関しては天才的な能力を発揮してきたソム。そんな彼女が自分の開発したマッチングアプリ「サムバディ」で、ユノと知り合う。ユノは、「サムバディ」で知り合った女性を何人も性行為中に殺していた――。

ユノの差し金で集団レイプに巻き込まれそうになるものの、彼の企みだとは気づかないソム。その後、ソムとユノが全裸で行為に及ぶシーンがあり、殺されるのか? と心配になるものの、なぜか殺さない。それどころか体の相性を含めて深く通じ合うものを感じ、2人は恋人同士になるのだ。

半身不随になってから初の情事と悦んだものの…!

ソムの友だちで車椅子生活を送る女性警官、ギウン。彼女も「サムバディ」でユノと知り合い、お互い車椅子同士ということで、山奥で落ち合うことになる。出会って早々、実は健常者であることを暴露するユノに怒りを爆発させるギウンだったが、さりげない優しさを見せたためにすぐに性行為に及んでしまうのには苦笑いさせられた。しかし、行為の後、気づくとユノの姿がなく、置き去りにされたことに気付いてしまうのだ。車椅子も捨てられ、山道を這いつくばって帰ろうとする姿には、女の悲しみが胸に迫った。

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キム・ヨングァンの鬼畜ぶりとカン・へリムの体当たり演技が見所

薄ら笑いを浮かべながら性行為中に次々と女性を殺すサイコパスを演じたキム・ヨングァンは、1987年生まれの俳優。19歳のときにスカウトされ、2006年にソウルコレクションモデルでデビューした。また、自慰行為を含めて大胆な性描写にチャレンジしたヒロイン役のカン・へリムは、1996年生まれの女優。2016年にミスコリアに選ばれ、2017年にドラマデビューを果たした。

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マッチングアプリの恐怖に震えが止まらない!?

連続殺人事件が起こる1年前には、ごくごく普通の青年だったサイコパスの主人公のユノ。ジムのトレーニング中に「サムバディ」に入り、そこで知り合った女性とホテルで落ち合い、行為中にとんだハプニングが起こってしまう。それが今後の事件の引き金になってしまう訳だが、気軽にマッチできてしまうが故の恐ろしさを感じた。

全体的には、時折ほんわかしたムードも漂い、ふと笑ってしまうところもある本作。サスペンスはもちろん、エロス、ホラー的要素も満載で、今まで見たどのドラマよりも夢中になって見てしまった。そして、どんなにルックスが良くて気の合いそうな相手であっても、気軽に2人きりで会うのは避けたいと改めて実感させられたドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)

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