構想5年、総製作費150億円をかけた日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』(原題:妖猫伝)が、中国の巨匠・陳凱歌(チェン・カイコー)監督、染谷将太主演で映画化されることがわかった。
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原作は、「エヴェレスト 神々の山嶺」「陰陽師」など、多数の著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」。中国、唐の時代。日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天とともに首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫っていく姿が描かれていく。
若き空海=沙門空海の相棒となる唐代の詩人、白楽天役には中国で好感度俳優第1位に選ばれる人気の黄軒(ホアン・シュアン)が扮する。
本作について、染谷は「陳凱歌監督のもと空海を演じさせて頂いています。なるべくしてなっている、今はそう思えていますが、同時にこれは奇跡だとも感じています。監督の美しいアートワークの中でなんと空海として生きられる。こんな凄まじい人生経験はないことでしょう。声をかけてくださった監督、そして快く自分を迎え入れてくれている中国スタッフ・キャストの皆さんに感謝しかありません」と感無量の様子。
前述のように本作は、湖北省・襄陽市(じょうようし)に唐の都を完全再現し、オール中国ロケで撮影。7月31日にクランクインし、主演の染谷も丸刈りの僧侶姿で合流。2016年内いっぱいの約5ヵ月間の長期間の撮影となる。完成は2017年予定で、日本での公開は東宝とKADOKAWA初の共同配給映画として2018年を予定している。
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