日本映画独立系プロダクションの協同組合である日本映画製作者協会が「最も活躍の期待できる新人監督」と「優秀なプロデューサー」に与える「新藤兼人賞」の2016年度受賞者が決定した。
金賞には宮沢りえ主演『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太(なかの・りょうた)監督。銀賞には『ケンとカズ』の小路紘史(しょうじ・ひろし)監督が選ばれた。プロデューサー賞は『君の名は。』の 川口典孝(かわぐち・のりたか)氏の受賞が決まった。
新藤兼人賞は、「今後の日本映画界を背負う人材を育てたい」という映画製作者たちの思いから1996年に創設され、日本のインディペンデント映画の先駆者である故・新藤兼人監督を呼称にいただいた賞で、今年で21回目を迎える。
2016年度は、2015年12月から2016年11月に劇場公開された新人監督(長編処女作より3作品まで)180作品を対象に選考が行われた。受賞者には、新藤兼人監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞賞金として金賞には50万円、銀賞には25万円が贈られる。
プロデューサー賞は、優秀な作品の完成に貢献したプロデューサーや企画者を評価し、その功績を称えることで映画製作者へ刺激を与え、活性化に繋げたいという願いを込めて2005年に創設された。受賞者には正賞のクリスタルトロフィーと副賞の賞金50万円が贈られる。
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