『スパイの妻<劇場版>』以来の新作映画、公開は2024年予定
『スパイの妻<劇場版>』で第77回ヴェネチア国際銀獅子賞(監督賞)を受賞した黒沢清監督が新作をフランスで撮るようだ。
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映画サイト「IONCINEMA」によると、黒沢監督は1998年の監督作『蛇の道』のリメイクを日仏合作として撮影する予定だという。製作は今月から5月にかけて始まるとしている。
黒沢監督は3月にパリのシネマテークでレオス・カラックス監督の『汚れた血』が上映された際に監督との対談に登壇しており、おそらく準備のために渡仏していたと思われる。
『蛇の道』は1998年にオリジナルビデオ作品として製作され、哀川翔と香川照之が共演するサスペンス・ミステリー。幼い愛娘を惨殺された男(香川)が犯人への報復を決意し、偶然知り合った塾講師(哀川)を相棒に殺害の実行犯を捜す。復讐に燃える父に手を貸す相棒の真意など、謎めいた展開と乾いたユーモアと不意打ちのバイオレンスが印象的な隠れた名作だ。
黒沢は2022年にAmazon Prime Videoで配信された『モダン・ラブ・東京』の『彼を信じていた13日間』、乃木坂46の「Actualy…」のミュージック・ビデオを監督している。
タイトルや出演者など詳細はまだ不明だが、黒沢監督にとっては『スパイの妻<劇場版>』以来の映画の新作となる。映画は2024年公開を予定しているという。
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