製作が発表されていた日台合作映画『おもてなし(仮題)』に、ワン・ポーチエ、田中麗奈、余貴美子、ヤオ・チュエンヤオ、木村多江、藤井美菜、ヤン・リエ、ルー・シュエフォンが出演することが発表となった。
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本作は、関西の観光旅客来訪促進と地域活性化を図るため、日本と台湾の合作映画を製作し関西の魅力を広く紹介する映画製作プロジェクトで、前大阪商工会議所会頭の故佐藤茂雄氏の立てた企画。
舞台は琵琶湖畔で、夫が遺した旅館を守る母(余貴美子)と娘(田中麗奈)の前に、経営の傾く旅館を買収した台湾人の父(ヤン・リエ)と息子(ワン・ポーチエ)が現れる。彼らがそれぞれ、断ち切れない過去へのわだかまりを抱きながら、旅館の再生をかけ、短期間のおもてなし教室でにわか勉強をするというストーリーで、文化、性別、歴史背景の違いが作用した結果、彼らの人生が周囲の人たちも巻き込んで大転換していく。
台湾から父と一緒にやってきた息子を演じるワン・ポーチエは「私がこの映画に出演しようと決めた理由は、脚本が好きなのはもちろん、最大の理由は日本で撮影できることです。以前、東京国際映画祭で日本に来たことがあって、その時から日本が大好きで、こんなにもキレイな国で、しかも文化の古都である京都で撮影される作品に参加できることに興奮が止まず、とても楽しみです」とコメント。
一方、母と一緒に旅館を守る娘を演じる田中麗奈は「現場で指揮をとっているジェイ・チャン監督は監督だけではなく、今回の脚本家、さらにキャメラマン、プロデューサーまでもやられていて本当にバイタリティー溢れる方だと思います。台湾と日本それぞれの俳優、スタッフチームが互いに、刺激をしあいながら協力し現場を作り上げていくことに、私も毎日ワクワクしています。日本最大の湖、琵琶湖。そして美しい紅葉を背景に、明月館でどたばたさせて頂きます!」と作品への意気込みを語っている。
『おもてなし(仮題)』は11月17日より12月中旬まで、約30日かけて関西や台湾の花蓮で撮影。2017年3月末に完成予定で、2017年秋に中国(インターネット配信)、台湾、日本で公開予定となっている。
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