第75回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品など、世界中の映画祭を席巻している新鋭シャルロット・ル・ボン監督の長編デビュー作『ファルコン・レイク』の本ビジュアルと予告編、場面写真を紹介する。
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バンド・デシネの名手による繊細な物語を見事に映画化
もうすぐ14歳になる少年バスティアンは、母の友人ルイーズのもとでひと夏を過ごすため、家族でフランスからカナダ・ケベックの湖畔にあるコテージを訪れる。森、湖、深い自然に囲まれて過ごす数日間。メランコリックで大人びた雰囲気の3つ年上のルイーズの娘・クロエに惹かれていくバスティアンは、彼女を振り向かせるため幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くが──。
監督デビュー作の短編『ジュディット・ホテル』(18年)が話題となり、満を持して発表した本作で、第75回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品、第 58 回シカゴ国際映画祭ゴールド・ヒューゴ(新人監督賞)受賞など世界中を席巻しているシャルロット・ル・ボン。
本作で表現される独創的な世界観と16mmフィルム撮影で映し出す映像美は高く評価され、新鋭監督ながら今年5月に開催された第76回カンヌ国際映画祭では短編部門の審査員に抜擢された。
14歳を迎える少年と16歳の少女の忘れられないひと夏を描いた本作の原作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞に輝き、日本でも人気を博すバンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)の名手バスティアン・ヴィヴェスによる「年上のひと」。原作者も映像化はできないと考えていた繊細な物語を見事に映画化した。
監督自ら脚本を手掛け、原作をベースにしながらも映画オリジナルで紡がれる想像し得ない衝撃のラスト。見る者の心を掴んで離さない、これまでにない全く新しい青春映画が誕生した。
今回公開された本ビジュアルは、少年バスティアンと少女クロエが湖畔を背景に見つめ合うエモーショナルな雰囲気のものに。「この気持ちも、この瞬間も、いつか忘れてしまうから」と添えられたメインコピーから、子どもから大人へと変わりゆく2人が経験する、切なくも美しいひと夏の物語を想起させるものとなっている。
また、併せて解禁された予告編では、16mmフィルムで撮影された味わいのある映像とスタンダードサイズの画角が印象的なものに。ヴァカンスで訪れた自然豊かな湖畔の避暑地で、一緒に時間を過ごすうちに近くなる2人の距離——。その結末に期待が膨らむものとなっている。
・[動画]14歳を迎える少年と16歳の少女の忘れられないひと夏を描いた『ファルコン・レイク』。
『ファルコン・レイク』は8月25日より全国順次公開。
・『ファルコン・レイク』の本ビジュアル&場面写真はこちらから!
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