将棋界に奇跡をもたらした異色の脱サラ棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)が、松田龍平主演、共演にRADWIMPS・野田洋次郎を迎え、『青い春』『クローズEXPLODE』の豊田利晃監督のもと、映画化されることがわかった。8月末よりクランクインするという。
本作は、幼い頃から将棋一筋で生きてきた男が、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されるも、周囲に支えられながら再び夢を実現させるためにひたむきに挑戦していくという感涙必至のストーリー。
監督をつとめる豊田は、自身も将棋のプロを目指した過去を持ち、17歳まで新進棋士奨励会に所属していたというキャリアの持ち主。主人公の瀬川晶司役を演じる松田は、そんな豊田監督作品に『青い春』『ナイン・ソウルズ』『I’M FLASH!』と3本で出演。今回は『青い春』以来16年ぶりに、単独主演として豊田作品への出演となる。野田は、主人公のプロ棋士編入試験を陰ながら支える親友であり最大のライバル、鈴木悠野役に扮する。
松田、野田の2人は、5月から瀬川五段指導のもと、将棋の指し方、棋譜の読み方を学んでおり、クランクインに向けて着々と準備が進んでいる。
野田は「豊田監督の作品は好きで観ていたのでお話を頂いた時はびっくりしました。どんな撮影になるのか、少しの不安とたくさんの楽しみが入り混じっています。普段友達として一緒にいる時には見れない松田龍平の姿を見て僕もたくさん刺激をもらいたいと思います」と述べると、瀬川五段からの将棋指導に関して「こんな贅沢な時間を過ごさせてもらっていいのだろうかと恐縮しています。技術的なことはどう足掻いても辿り着けない境地ではあるので対局中の心の変化や、実際の悠野役の方の性格や将棋の指し方など瀬川さんが直接肌で感じる部分を知りたくて質問しながら将棋を教わっています。そしてまったくの無知ながら将棋の手ほどきを一度受けはじめるとその面白さに圧倒されます」と話している。
『泣き虫しょったんの奇跡(仮題)』は2018年全国公開予定となっている。
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