ヒッチコック監督デビュー100周年！映画史に最も大きな影響を与えた巨匠の演出魔法を解き明かす

#アルフレッド・ヒッチコック #ドキュメンタリー #ヒッチコックの映画術 #マーク・カズンズ #映画 2023.07.15

(C)Hitchcock Ltd 2022

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日本では観ることができない貴重な初期作品の本編フッテージも

映画史に最も大きな影響を与えた巨匠の驚きの演出魔法を解き明かすドキュメンタリー映画『ヒッチコックの映画術』が、9月29日より全国公開されることが決定した。本作よりポスタービジュアルと予告編を紹介する。

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“サスペンス映画の神様”とも称されるアルフレッド・ヒッチコック。イギリス生まれの彼は、サイレント映画時代からヒットメイカーとして君臨。イギリス映画界からハリウッドへ渡ってからも、監督作の『レベッカ』（40年）が第13回アカデミー賞で作品賞を受賞するなど、輝かしいフィルモグラフィを積み上げてきた。未完成に終わった幻の監督デビュー作『Number 13』（22年）の監督デビューから100年。映像が氾濫するこの時代においても、彼の作品は今なお映画を愛する者たちを魅了し続けている。

本作は「本人」が自身の監督作の裏側を紐解くスタイルで、その“面白さの秘密”を解き明かしていくドキュメンタリー作品である。膨大なフィルモグラフィと過去の貴重な発言を再考察し、観客を遊び心と驚きに富んだヒッチコックの演出魔法の世界へと誘ってくれる。

『白い恐怖』（45年）や『めまい』（58年）、『北北西に進路を取れ』（59年）や『サイコ』（60年）など名作のヒッチコック演出が冴え渡るシーン解説の数々に加えて、現在日本では観ることが困難な『快楽の園』（25年）や『ダウンヒル』（27年）といった初期作品の本編フッテージを駆使しているのも嬉しい。

監督と脚本は『ストーリー・オブ・フィルム』シリーズ（11年）で6年の歳月をかけて約1000本の映画を考察しながら映画史を紐解いて見せたマーク・カズンズ。ヒッチコックの演出テクニックが視覚的に解き明かされてゆくカズンズ流のアプローチも、この映画の大きな魅力のひとつだ。

紹介する予告編では、「映画の秘密、教えます。」のキャッチコピーとともに、ヒッチコック「本人」がナビゲートする形で、遊び心と驚きに満ちた映画作りの裏側を垣間見せてくれる。1980年に亡くなっているヒッチコックが2022年製作の本作にどのような形で登場しているのかは本編を観てのお楽しみ。この予告編だけでも「サスペンス映画の神様」のエッセンスが詰まっているのを感じられ、映画史に輝くヒッチコックの作品群を改めて観たくなるような内容に仕上がっている。

映画『ヒッチコックの映画術』は9月29日より全国公開。

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