岡崎京子の同名人気マンガを二階堂ふみ主演、相手役に吉沢亮を迎え、行定勲監督の手により映画化することが発表されている『リバーズ・エッジ』。この作品の追加キャストが発表となった。
・岡崎京子『リバーズ・エッジ』を行定勲監督、二階堂ふみ、吉沢亮で映画化
本作は、1993年〜1994年にかけて「CUTiE」(宝島社)で連載されていた原作をベースに、どうしようもない欲望と孤独を持て余し、愛に飢え、暴力に逃げ、生きることにもがく高校生たちの姿を鮮烈に描いた作品で、二階堂が自由に生きる今時の女子高生・若草ハルナ役、吉沢がハルナの同級生でゲイのため執拗なイジメに遭う山田役を演じる。
新たに発表となったのは森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨の4人。森川が山田に一方的な好意を寄せるクラスメイト・田島カンナ役。上杉がハルナの恋人で山田をイジメる観音崎役。SUMIREが摂食障害のモデル・吉川こずえ役。土居が父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ役を演じる。
本作出演に森川は「現場に行くと黒い渦に飲み込まれるようでした。それはきっとこの『リバーズ・エッジ』に出てくる若者たちを演じているキャストが醸し出していた雰囲気だと思います。この渦は、若者ならば誰でも抱えたことのあるような渦で、きっとこの『リバーズ・エッジ』が公開される時には、全国の皆さんの渦と混じり合い、何か大きな影響が出るような気がしています。公開が今からとても楽しみです」とコメント。
上杉は「一瞬で駆け抜けた撮影期間でした。魅力的な日々でした。青春を生きた毎日でした。全体が一つでした。“生”を感じる手段として暴力に明け暮れる観音崎。ひたすらに孤独で、心は何も受け入れられずにただ放出するだけ。そんな観音崎が僕は好きです」。
土居は「まさに“平坦な戦場”だった撮影期間、ルミの目を通して見た景色を思い出すと心がヒリヒリ焼けるようです。静かに公開を待つばかりです」とそれぞれ述べている。
『リバーズ・エッジ』は2018年2月に全国公開となる。
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