これまでに幾度となく映像化されてきた青春SF小説「時をかける少女」の続編「続・時をかける少女」が、上白石萌歌(かみしらいし・もか)主演、SFコメディの旗手ヨーロッパ企画の上田誠による脚本・演出で初めて舞台化されることがわかった。
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筒井康隆著の「時をかける少女」は1972年に『タイム・トラベラー』としてNHKでドラマ化され好評を博した作品。その続編として、脚本家の石山透が創作しドラマ化したのが、同年NHKで放送された『続・タイム・トラベラー』で、その後ドラマの脚本を「続・時をかける少女」として書籍化。今回45年の“時をかけて”初の舞台化が実現した。
本舞台の主演をつとめるのは、冒頭でも記したとおり上白石萌歌。第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、2017年のミュージカル「魔女の宅急便」では主演。その後も舞台「星の王子様」に出演したほか、現在放送中のCM「キリン 午後の紅茶」では澄んだ歌声を披露し話題を呼んでいる。
脚本・演出をつとめるのは、「来てけつかるべき新世界」にて第61回岸田國士戯曲賞を受賞し、映画・ドラマの脚本、テレビやラジオの企画構成も手掛ける劇団ヨーロッパ企画の上田誠。本作の舞台化について「数年前、『時かけ』に『続』があると知ったときはひっくり返りそうになりました。読むと、ラベンダーの香りを残して未来へと去っていったケン・ソゴルが、堂々とまた帰ってきて和子に迷惑をかけまくっていました。そしてまた記憶を消す消さないと言っているという。それが夫婦漫才のようで、これをコメディにできないかと思い立ちました」と話している。
公演は、2018年2月7日〜2月14日に東京グローブ座にて。その後、地方公演も予定している。
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