小池百合子東京都知事、アル・ゴアは「地球を守る伝道師」

#アル・ゴア

アル・ゴアと​小池百合子東京都知事
アル・ゴアと​小池百合子東京都知事
アル・ゴアと​小池百合子東京都知事
トミー・リー・ジョーンズとアル・ゴア
ガッチリ握手するトミー・リー・ジョーンズとアル・ゴア
アル・ゴア
アル・ゴア
アル・ゴアと​小池百合子東京都知事

第30回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが11月3日にEXシアター六本木で行われ、グランプリをはじめとする各賞の発表とともに、ドキュメンタリー作品として本映画祭初のクロージング作品に選出された『不都合な真実2:放置された地球』で地球環境問題に献身的に取り組む姿が描かれたアル・ゴア(アメリカ元副大統領)が舞台挨拶を行った。

アル・ゴアとトミー・リー・ジョーンズのハグ写真など

この日は東京グランプリ発表のため、コンペティション部門審査委員長のトミー・リー・ジョーンズと小池百合子東京都知事も登場。ジョーンズは東京グランプリの講評、受賞者へのトロフィー授与、東京国際映画祭の総評を行い、小池都知事からは表彰状と麒麟像授与が行われる中、いよいよクロージング作品ゲストの紹介へ。

ジョーンズから「53年間もの友情を築いてきた方であり、映画界でも様々な賞を受賞された製作者であり、思慮深い方でもあります。そして今回多くの製作者のように続編を作られました。ゴアさんに映画を語ってもらえたらと思います。カモン、アル!」と紹介され、アル・ゴアが登場! ジョーンズとゴアは顔を合わすなり熱いハグと握手を交わし、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

ゴアははじめに「ドウモ アリガトウ」と日本語で挨拶。「今回、東京国際映画祭に招待していただき、私の作品をクロージング作品として選んでいただき光栄です」と続けた。また、大学時代に寮でルームメイトだったというジョーンズについては「旧友のトミーに会えるなんて夢にも思わなかったので、とても驚きました(笑)。彼とは長い付き合いなんです。このような形で会えて嬉しいです」と話し、映画については「この映画を見て、感じて、この映画をきっかけとしてチャレンジできることを考えてほしい」と語りかけた。

一方、10年前の『不都合な真実』1作目公開当時は環境大臣も歴任し、クール・ビズ運動を推進。現在も世界をリードする”スマートエネルギー都市”に向けた環境政策を東京都で進めている小池都知事は「10年を経て、また新たに作品を完成されたことに対して、おめでとうございますと申し上げます。この10年間でますます地球の状況は酷くなっているとみなさんお考えの方は多くいらっしゃっているのではないでしょうか。私は、ゴアさんは”地球を守る伝道師”だと思っております。映画を通じて多くの方に啓発、これからも地球を守っていただきたいと思っております。現在、2020年の東京オリンピックの開催を迎えるにあたって、様々な準備をしていますが、世界初の都市型キャップ・アンド・トレード制度を導入し、大きな成果も生んでいます。ゴアさんのますますのご活躍お祈りしております」とコメント。

小池都知事からの話を受け、ゴアは「小池さんとも長い付き合いになりますが、感謝を述べさせていただきます。オリンピックに向けて、努力され、問題に対して解決策を生み出し続ける姿勢にとても心強く感じました」と話していた。

『不都合な真実2:放置された地球』は11月17日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国公開となる。