総製作費150億円を投じ、陳凱歌(チェン・カイコー)監督、染谷将太主演で映画化される日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』。この作品の主題歌をRADWIMPSが手がけることがわかった。RADWIMPSが映画主題歌を手がけるのは『君の名は。』以来で、海外映画の主題歌は初となる。
本作は、「エヴェレスト 神々の山嶺」「陰陽師」など、数々の著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴(うたげ)す」を原作に、唐の時代に日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天とともに首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫っていく姿を描いたスペクタクル大作。
染谷が主人公の空海役を演じ、空海の相棒となる唐代の詩人・白楽天役には、中国で好感度俳優第1位にも選ばれた若手実力派俳優ホアン・シュアン。本作の最重要人物・楊貴妃役には台湾出身のチャン・ロン・ロン。空海と白楽天が追う奇怪な事件のカギを握る人物・安倍仲麻呂役に阿部寛。ほかにも松坂慶子や火野正平など、豪華アジア俳優が競演する。
主題歌を手がけるにあたってRADWIMPSは、陳監督と綿密なディスカッションを重ね、主題歌「Mountain Top」を書き下ろし。儚くも壮大な楽曲が、国境言葉の壁を越え、作品世界をさらに大きく彩る。
陳監督は「映画『空海―KU-KAI―』は、運命的で、台風のような作品になっている。そのように喩えるなら、野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く。虹は、強い風や雷鳴の激しさに揺らぐことなく、焦がされた世界を静かな美しさで彩るのだ」と述べている。
『空海―KU-KAI―』は12月22日より中国全土約5万スクリーンで公開。日本では2018年2月24日より全国公開となる。
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