中村倫也と川口春奈が共演のミステリー『ハヤブサ消防団』、田舎町の闇の真相に近づく

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『ハヤブサ消防団』
今週のNetflix TOP10(日本/TV)第9 位『ハヤブサ消防団』

池井戸潤原作の夏ドラマがNetflix TOP10にランクイン

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週の人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回ピックアップするのは、日本(TV)から9位ランクインの『ハヤブサ消防団』。本作は、『半沢直樹』、『下町ロケット』、『陸王』、『アキラとあきら』、『シャイロックの子供たち』など数々の映像化を果たした池井戸潤の同名小説を原作に、池井戸作品初の“田園ミステリー”が描かれる。

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田舎町に移住したミステリ作家を中村倫也が演じる

「この田舎町、どこかおかしい」。スランプ気味のミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)は、亡き父から相続された「ハヤブサ地区」の一軒家に移住した。ハヤブサ地区では、住民の男たちによる消防団が結成されており、彼らの活躍を見た太郎は消防団への入団を決意。山原賢作(生瀬勝久)、藤本勘介(満島真之介)ら気の良い団員たちから歓迎される太郎だったが、集落では立て続けに起きる不審火に悩まされていた。

そんな中、札付きのワルとして知られる住民の山原浩喜(一ノ瀬ワタル)が遺体となって発見され、集落には彼が連続火災の犯人だと噂が出回る。根拠のない噂がすぐさま広がることに違和感を覚える太郎。果たして事件の犯人は、噂の通りなのか。それとも他の住民の中にいるのか。はたまた消防団の中に? のどかな田舎町に隠された闇の真相に、ミステリ作家の太郎が挑んでいく。

不穏な展開とコミカル要素のバランスも魅力

池井戸作品のドラマ化とあって放送前から注目度も高く、第1話から現在(5話)までの平均視聴率は約9%と、高視聴率をキープ。どことなく不穏な空気が漂う本作だが、控え目な太郎とおじさま消防団員たちの軽快なやりとりやコミカルなシーンが見事に中和し、ハラハラしながらも思わずほっこり癒されてしまう絶妙な塩梅が魅力だ。第5話では、太郎と町おこしドラマを共作する映像クリエイター・立木彩(川口春奈)の過去に迫り、謎の宗教組織「アビゲイル騎士団」の実態が明らかになっていく。第4話で一気に距離が縮まった太郎と彩だが、今後二人の関係がどのように変化するのか気になるところだ。シリアスな展開の続く本作とは打って変わり、スピンオフドラマ『恋の妄想♡消防団』(TELASA配信)では、太郎と彩の別次元のラブコメを楽しめるので、箸休めにこちらもぜひ見てほしい。

前週(7月31日~8月6日)では惜しくもランクインを逃したが、今週は9位に返り咲いた本作。後半に向けて今後の動向にも注目したい。(文:U)

【Netflix日本Top10(TV)/8月7日~8月13日】
1位『呪術廻戦』シーズン2
2位『わたしの幸せな結婚』
3位『キング・ザ・ランド』
4位『御手洗家、炎上する』
5位『デキる猫は今日も憂鬱』
6位『無職転生 ~異世界行ったら本気だす』
7位『トリリオンゲーム』
8位『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』
9位『ハヤブサ消防団』
10位『範馬刃牙』2期