内野聖陽、安達祐実にムチで打たれ覚醒…?「『これが気持ちいいんだー!!』って叫んでいました」『春画先生』公開記念舞台挨拶

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『春画先生』
(C)2023「春画先生」製作委員会
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内野聖陽「うなじや鎖骨、足首には目がいきます」とフェチを告白

春画の奥深い魅力を真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛を描いた異色の偏愛コメディ『春画先生』の公開記念舞台挨拶が実施され、主演の内野聖陽をはじめ、北香那、柄本佑、安達祐実、そして塩田明彦監督が登壇。全国で映画が公開された喜びや脚本を読んでの感想、それぞれのフェチについて語った。

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舞台挨拶当日、会場に現れた一同は、「土曜日の朝早くから“濃い”映画を見ていただきありがとうございます」と感謝の想いを述べた。

劇中では、安達演じる芳賀の亡き妻の姉・藤村一葉が、北演じる芳賀の弟子・春野弓子にとある飲み物を飲ませるシーンが登場する。台本を読んだ時は「今だから言うけれど、引きました」と告白した内野。塩田監督は「安達さんの演技が巧すぎて…」と衝撃シーンでの安達の芝居を絶賛。脚本を読んだ時に「どうやるのかな?」と一葉の演じ方を想像したという安達だが、「結構、好きなタイプのお話なので、いろいろやりようがありそうでワクワクしました」とニコニコ。

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そんな安達に鞭で打たれるシーンがある内野が「安達さんが本気モードだから、ちょっと目覚めそうになりました」と話すと、塩田監督が「リハーサルの時に、『これが気持ちいいんだー!!』って叫んでいました」とツッコミを入れる場面も。内野は叫んだことは覚えていないとしながらも、「覚醒していたのだと思います」と断言。安達は叫ぶ内野の姿を見て「喜んでいるように見えましたし、もっといけるかもという気持ちでやっていました。この人(内野)はMなんだとも思いました」と嬉しそう。自分は根っからのSだと思っていた内野は、芳賀役を演じられるか心配になり、塩田監督に相談したところ、回答は「見るからに春画先生です」だった、と照れながら話した。

柄本が「笑いながら脚本を読んだし、メルヘンチックという感じでした」と脚本の印象を語ると、塩田監督は「大人のおとぎばなしです」と解答。柄本は「今後、鞭で打たれる機会はないなと思ったので、ちょっと内野さんが羨ましかったです」と笑みを浮かべた。

イベントでは自身が“変態”だと思うところを発表する場面も。内野は「役者という仕事自体が変態だと思います」と話し、その理由について「セリフ1行を研究して、裏を読み、掘っていく。普通はそんなことしないけれど、苦じゃないからやっちゃいます」と解答した。

「匂いの原因をたどること」が自身の変態ポイントだという柄本は、「人とすれ違った時になんとなくその人の匂いを嗅いでしまいます」と明かす。すると安達も「分かります。香りでその人を覚えたり、思い出したりします。例えば、エレベーターに内野さんが乗った後に乗ったとして、『あ、内野さん乗ったんだな』って分かると思う」と反応。内野が「え! もう加齢臭出ていたのかもしれませんね」と慌てると、安達が「例えです! 実際に内野さんの香りがしたわけではなく、香水の残り香とかで思い出すこと、ありますよね!(笑)」と大爆笑。安達の返しにホッとした様子の内野に共演者や会場も大笑いしていた。

話題は変態からフェチの話へ。「うなじや鎖骨、足首には目がいきます」という内野と、「僕は膝!」と答えた柄本が盛り上がる。安達は「軽いところで…」と前置きし、ミルフィーユを1枚1枚はがしながら食べることとニヤリ。柄本も同調し、「僕はバームクーヘンを1枚1枚剥がしながら食べます!」と似たようなフェチに喜んでいた。

クセが強めな純愛映画にちなみ、恋をしたらどういうタイプになるのかを内野が回答することに。ガシガシ攻めるように見えて実は恋愛には消極的だという内野は、「遠くから見て、告白せず、そのまま終わるタイプ。例えばホームセンターで働く女性に恋をしたら、次もドキドキしながらお店に行きます。でも、何もしない。そして次に行った時にはいなくてガッカリする。秘めたる恋心を抱きながら見守るタイプ。いつの間にか恋の対象が消えてしまうというパターン」と解説。北は「意外!」と驚き、安達は「本能的にいくタイプだと思った」と微笑み、柄本は「すごく繊細だからイメージ通り」と反応。

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それに対し内野は「みてくれがオスっぽい感じで、ガシガシ行きそうに見られがちだけど、内部は乙女です。いや、乙女じゃないか。乙女だと別の作品に…」とニヤニヤし、「雑な時は雑だけど、繊細な時はすごく繊細。すごく極端です」と自身のタイプを分析。『春画先生』のイベントは、フェチや愛を語る和気あいあいとした雰囲気に包まれたまま幕を閉じた。

『春画先生』は現在公開中。

・『春画先生』公開記念舞台挨拶の写真はこちらから!

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