役所広司が演じる”トイレ清掃員の日常”を海外メディア絶賛「ほとんどの時間を無言の演技で支配している」
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トイレの清掃員の朝のルーティーンは?『PERFECT DAYS』日本版本予告
役所広司を主演に迎え、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督が東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた映画『PERFECT DAYS』。本作より、清掃員の朝のルーティーンを描き出す日本版本予告映像を紹介する。
・役所広司、渋谷の公共トイレ清掃員演じた『PERFECT DAYS』の役作りは「掃除をプロのように見えるよう練習した」
・[動画]役所広司主演、トイレ清掃員の日常を描く/映画『PERFECT DAYS』予告編
『パリ、テキサス』(84年) 『ベルリン・天使の詩』(87年)など数々の名作を発表し、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99年)など多くのドキュメンタリーも手がけたドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。そして、アカデミー賞で6部門ノミネートされた『SAYURI』(05年)、『ユリイカ』(01年)『すばらしき世界』(20年)など数多くの作品で主演を務めてきた日本を代表する俳優、役所広司。
2人の美しきセッションで生まれた本作は、フィクションの存在をドキュメントのように追い、ドキュメントとフィクションを極め、ヴェンダースの最高傑作との呼び声も高い。第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したのを皮切りに、第50回テルライド映画祭、第48回トロント国際映画祭と名だたる映画祭に招待されるなど、世界中の映画祭を席巻し続けており、先日は米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表選出も決定した。
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所)。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。
昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。
紹介する日本版本予告映像では、竹ボウキで地面を掃く聞き馴染みの良い音が聞こえてくる中、いつもの朝を迎えたことを悟った役所演じる主人公・平山の日常から始まる。布団を畳み、ドアを開けて空を見上げ、アパートの前にある自販機で缶コーヒーを買う。そんな、なんてことのないルーティーンだ。
「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」というセリフを背に、平山はいくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる。全編に流れているルー・リードの「PERFECT DAY」が盛り上がりを見せるとき、平山は1日を終え、薄い布団に寝そべり、小さな明かりで文庫本を読みふける。キャッチコピーの「こんなふうに生きていけたなら」と共に、歌詞にもある「Oh, it’s such a perfect day」をまさに体現する予告編に仕上がった。
そんな平山の日常を背景に浮かび上がるのは、世界中の海外メディアによる本作のレビューだ。「詩情漂う傑作」(tagesschau)や、「ヴィム・ヴェンダース監督の美しい禅の精神が再び現れた」(PREMIERE)、「ほとんどの時間を無言の演技で支配している 魅惑的で優雅な役所広司の演技」(DEADLINE)というように、ドイツの名匠が捉えた日本を舞台にした新たな名作が世界中で受け入れられていることを裏付ける。
『PERFECT DAYS』は12月22日より全国公開。
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