『ミステリと言う勿れ』5週連続1位で絶好調!『ゴジラ-1.0』公開でどうなる?【興収レポート】
10月の1位は二宮和也・波瑠が共演『アナログ』
【興収レポート】10月に入ってからも『ミステリと言う勿れ』が絶好調だ。9月15日に公開され、週末興行ランキングで5週連続1位を獲得。10月20日から『ONE PIECE FILM RED』のアンコール上映が始まり、10月20日~22日のランキングでは1位の座を奪われたものの、翌27~29日のランキングでは再び1位を獲得した。29日時点の興収は42.5億円。菅田将暉の主演作の最高興収『花束みたいな恋をした』(38.1億円)を上回り、上半期の大ヒット作『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』(最終興収45億円)に迫っている。
10月公開作の1位は『アナログ』(9.4億円)。ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説の映画化で、二宮和也が主演、波瑠がヒロイン、監督はタカハタ秀太(『ホテル ビーナス』『鳩の撃退法』)。二宮や波留は他の共演者やタカハタ監督とともに、8月28日に実施されたブル―カーペットイベント、10月6日に実施された初日舞台挨拶に出席。PRに務めた。
2位は『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』(4.6億円)。2013年放送のテレビアニメや2015年公開の劇場版で根強い人気を誇るアニメ『ガールズ&パンツァー』のOVA「最終章」の第4話。「戦車道」と呼ばれる、戦車を用いた武芸が普及した世界を舞台に、主人公の女子高生・西住みほをはじめとした大洗女子学園戦車道チームの面々が、他校の戦車道チームとの試合を通して成長していく姿を描く。
3位は『イコライザー THE FINAL』(4.1億円)。デンゼル・ワシントンが元CIAのトップエージェントで、世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人に扮したシリーズ3作目。ダコタ・ファニングが謎のCIA捜査官を演じ、『マイ・ボディガード』以来19年ぶりにワシントンと共演している。
11月興行の注目作は11月3日公開『ゴジラ-1.0』。日本で製作される実写版ゴジラ映画は『シン・ゴジラ』(16年)以来7年ぶり。『シン・ゴジラ』のような大ヒットとなるか、興行成績に期待したい。(文:相良智弘/フリーライター)
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