菅田将暉主演、山崎貴監督のメガホンで、数学の天才が「戦艦大和建造計画」阻止に挑む姿を描いた同名コミックが『アルキメデスの大戦』として映画化されることがわかった。
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『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ3作品で総興行収入112億超の大ヒットを記録した山崎監督は、零戦搭乗員の物語を描いた『永遠の0』(13年/興収87.6億円)をはじめ、『STAND BY ME ドラえもん』(14年/八木竜一との共同監督で興収83.3億円)、『海賊とよばれた男』(16年/興収23.7億円)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17年/興収32億円)など、次々と大ヒット作を生み出す日本映画界きってのヒットメイカーだ。そんな山崎監督が、『永遠の0』以来となる第2次世界大戦を描くのが、最新作『アルキメデスの大戦』。
原作は「ドラゴン桜」で一世を風靡した三田紀房(みた・のりふさ)による同名コミック。舞台は1930年代の日本。アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍司令部は、世界最大級の戦艦大和を建造し、日本の国威を世界に示す計画を立てていた。その計画に反対を唱える海軍少将・山本五十六は、大和建造を阻止するため、帝国大学100年に1人の逸材で、アルキメデスの再来と呼ばれる天才数学者・櫂直(かい・ただし)を引き入れる。櫂は、数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる大和建造費の見積もり額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうとする。
菅田が演じるのは主人公で日本の命運を握る天才数学者の櫂直役。劇中では、最高機密として隠されている「戦艦大和の設計図」を、見たこともないはずの櫂が再現してみせる重要なシーンがあり、クランクイン前から“戦艦の製図”を練習するなど、準備に余念がない。
脚本とVFXも担当する山崎監督は「戦艦『大和』建造計画を数学の力で阻止出来るのか? この不可能ミッションに臨む若き天才数学者『櫂直』…。抜群に胸が高鳴るプロットを擁した原作『アルキメデスの大戦』に出会ったとき『これぞ映画だ!』と興奮したのを覚えています。そしてこの戦艦『大和』が抱えていた問題を考えることは、実は今の日本という国を考えることにつながるのではないかと感じました。日本を代表する重鎮の方々と、勢いのある若手の面々。またもや暴走する山崎組のスタッフたち。この素晴らしい仲間と共にいつも以上に熱い夏を乗り切っていきたいと思います。『大和』の巨体がスクリーンに蘇るのを楽しみにしていて下さい」と述べている。
『アルキメデスの大戦』は7月〜9月に撮影予定で2019年夏に全国東宝系にて公開となる。
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