蒼井優＆北香那、誕生日に『ペンギン・ハイウェイ』監督からサプライズで似顔絵

#ペンギン・ハイウェイ 2018.08.17

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映画『ペンギン・ハイウェイ』初日舞台挨拶が8月17日にTOHOシネマズ日比谷にて行われ、北香那、蒼井優、西島秀俊、竹中直人、石田祐康監督、森見登美彦（原作者）が出席した。

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本作は「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などの森見原作小説の映画化。暮らしている街に突如ペンギンが現れた事から、その謎を解こうと奮闘する小学生・アオヤマ君のひと夏の成長を描く。

公開初日を迎え、アオヤマ君役をオーディションで射止めた北は「初めて声優をやらせていただいて不安や緊張がたくさんありますけど、それを皆さんどう受け止めてくださるのか心配でありワクワクしながら新鮮な気持ちで今ここにいます。何よりもすごく嬉しいです」と初々しく挨拶。

アオヤマ君が出会ういたずらっぽいけどミステリアな”お姉さん”の声を務めた蒼井は、「石田監督は本当に愛らしい方で、全カットに愛情を込められた映画が本作なので、気に入っていただけたら嬉しいです」と紹介。すると、石田監督が「恐縮ながら…」と壇上で着ているTシャツは蒼井からイベント前にプレゼントしてもらった事を嬉しそうに切り出し、蒼井は「こないだの完成披露が誕生日と知らなくて、悪い事をしたと思って。またすぐに取材とかでお会いするかと思って、アオヤマ君とペンギンっぽいシャツを買いました」と説明してして微笑ましい空気に包んだ。

アオヤマ君のお父さんを演じた西島は「たくさんの方に見ていただきたいです。不思議なストーリーですけど、お子さんはもちろん大人の方も感動する作品なので、ぜひお子さんを連れて劇場に来ていただきたいと思います」とアピール。アオヤマ君のクラスメイト・ハマモトさんのお父さんの声を務めた竹中は「初日を迎えて、こんなに嬉しそうにドキドキしている映画監督は初めて見ました。500席全て埋まっていると聞いたら、500人分手に人と書いてずっと飲んでいたんですよ。そんな監督を見たのは初めてだったので、監督の存在に感動しちゃいましたね」と話し、その後も石田監督をイジる場面もあるなどすっかり人柄を気に入った様子。

また、学生時代から様々な賞を受賞してきた石田監督にとって本編が長編初挑戦。石田監督は「（長編は）大変だとは聞いていましたが、やってみると本当に大変でした。色々なCMや短編を細々とやらせていただいた中で、当たり前の事ですけどとにかく長いなと。それでも、多くの尊敬するスタッフやキャストの方々と関わりあう楽しさやプレッシャーがありましたけど、なんとかここまで来れました。ありがとうございました」と感無量。すでに10回以上見たと言う原作の森見も「原作を書いた時も、子供の頃に見たかった風景や妄想していた事を他の人に見てもらいたいと思っていましたが、イメージしていたものがうまくアニメの映像として再現されている感じがして嬉しかったです」と太鼓判を押していた。

イベントの終盤では、当日蒼井が33歳の誕生日を、北が23日に21歳の誕生日を迎える事を祝福して、サプライズでバースデーケーキが登場。さらに石田監督から2人へ直筆の似顔絵をプレゼントされ、北は「ありがとうございます。まさかこんな風にサプライズしていただけるとは思っていなかったので嬉しいです」と感激。蒼井は「ケーキまでは台本に『サプライズケーキ登場』と書いてあって、全然サプライズじゃないなと思っていたけど」と進行内容とぶっちゃけて笑を誘いつつ、「本当に嬉しいです」と似顔絵に感動していた。

映画『ペンギン・ハイウェイ』は公開中。
（text&photo：中村好伸）