江戸時代に隆盛を極め、明治時代に禁じられた絢爛たる文化「春画」の奥深き世界に迫るドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』より、各界著名人の推薦コメントが公開され話題に。また、北野武監督の最新作『首』のファイナル予告や、俳優ヨ・ジングの魅力についてまとめた記事も大きな注目を集めた。
上野千鶴子「女の快楽を肯定する」各界著名人が『春の画 SHUNGA』を絶賛!
江戸時代に隆盛を極め、明治時代に禁じられた絢爛たる文化「春画」の奥深き世界に迫るドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』より、各界著名人の推薦コメントが公開された。
本作は、100点以上に及ぶ春画と、国内外の美術コレクターや浮世絵研究家、美術史家、彫師、摺師などへの取材をもとに、表情豊かに描かれる「性」と「生」を発見する驚きのドキュメンタリー。
今回公開された各界著名人からのコメントで、映画監督の西川美和は「神は陰毛に宿っている。ミリ単位の彫りと摺りが圧巻」と本編中に垣間見ることができる春画の技巧を賞賛。また、社会学者の上野千鶴子は「春画のお約束は和合。女の快楽を肯定する」と春画における女性の描かれ方を指摘。
エッセイストの酒井順子は「女も男も、自身の肉体の声に素直に耳を傾けていた時代の息吹が、この映画には満ちています」とコメントし、江戸文化研究家の田中優子は「江戸時代、いや日本のイメージが大きく変わる映画だ。全ての人に見ていただきたい」と太鼓判を押している。
・「女の快楽を肯定する」「神は陰毛に宿っている」上野千鶴子、西川美和らが春画ドキュメンタリー『春の画 SHUNGA』にお墨付き!
登場人物は狂人揃い!? 「さっさと死ねよ!」の叫びで幕をあける『首』ファイナル予告
北野武監督の最新作にして構想に30年を費やした戦国スペクタル超大作『首』より、圧巻のバイオレンス描写を映し出したファイナル予告が公開された。
本年度・第76回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に選出され、世界中を驚かせた本作。監督として数多くの名作を世に送り出してきた北野武の集大成であり、見る者の常識を破壊してきた北野武監督の美学が詰まった作品だ。今回紹介するファイナル予告映像では、そんな北野映画の真髄とも言える容赦ないバイオレンス描写が凝縮されている。
「さっさと死ねよ!」。羽柴秀吉の叫びで幕を開ける本映像は、「威風堂々」の壮大な音楽にのせて、次々と血祭りに上げられていく男たちが映し出される。大義もなければ、情けもない、善人もいなければヒーローも存在しない世界で、ただ己の欲望のまま動く狂人たちの剥き出しの本性が描かれる。加瀬亮演じる織田信長やビートたけし演じる羽柴秀吉など、狂人揃いの登場人物たちによる欲望渦巻く唯一無二の戦国エンタテイメントの一部を、ファイナル予告でぜひ味わいたい。
・ビートたけしの「さっさと死ねよ!」のひと言から開幕、男たちが次々と血祭りに上げられていく…『首』ファイナル予告映像
演技、MC、バラエティまで大活躍! 注目俳優ヨ・ジングの魅力
愛敬たっぷりの笑顔で韓国時代劇の子役の常連だったヨ・ジング。現在26歳とすっかり大人の男性に成長した彼だが、人懐っこい雰囲気は相変わらずで、年上の俳優やスタッフからは可愛がられる存在だ。本コラムでは、大学在学中であり、バラエティやオーディション番組のMCなど、多岐に渡って活躍する彼の魅力に迫る。
2005年、8歳の時に映画『サッド・ムービー』でデビュー。2013年には演技者として転機となった映画『ファイ 悪魔に育てられた少年』の主役に抜擢され、その後一人前の演技者として数々のドラマに出演。
2019年のドラマ『王になった男』『絶対彼氏。』『ホテルデルーナ〜月明りの恋人』など話題作の主演を立て続けに演じ、恋愛絡みのシーンはもちろん、2021年のドラマ『怪物』では、笑顔の全くないストイックなエリート警部補という今までにはなかったような役柄を見事に演じ切った。その後、MCやバラエティ番組など、幅広く活躍するヨ・ジングの活動について紹介している。
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