ヒロインの結婚相手探しも見所!『恋のスケッチ~応答せよ1988~』
Z世代を中心に80年代ブーム到来ということで、『応答せよ』シリーズ第3弾の『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015年)を紹介する。1988年、学校の成績は最下位だがオシャレに興味津々の高校2年生のドクソン(イ・ヘリ)は、両親とソウル大学生の姉、弟の5人家族。近所に住む幼馴染みの男子4人と兄弟のように育った。ある日、ドクソンは友人のひと言から、幼馴染みの優等生のソヌ(コ・ギョンピョ)を意識し始めるものの、彼が好きなのは意外な人物だった……。
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ヒロインが結婚するのは誰? 最後まで目が離せない
1988年代をメインに展開していくドラマではあるが、時折、大人の女性になった現代のドクソンが過去を振り返る形で出演。横に夫らしき人物が登場したりもするものの、名前を呼ぶわけではないので、誰なのかが分からないのがもどかしい。実はこれ、“応答せよ”シリーズ恒例の“ヒロインの未来の旦那さま探し”という要素であり、ストーリーの中にもヒントがあちこちに散りばめられているのだ。まさに、最後まで目が離せないラブコメディに仕上がっている。
どこか懐かしい、家族の絆を再確認!
現代社会では希薄になりつつある家族同士、近所同士の密着ぶりに驚かされながらも、どこか懐かしく、そして羨ましくも感じてしまうシーンも満載。ドクソンの幼馴染み、天才囲碁棋士テク(パク・ボゴム)は、早くに母親を亡くし、父親と2人で暮らしている。テクの父親が天才囲碁棋士の父としてインタビューを受けるのだが、妊娠が分かったときの予知夢(韓国では普通らしい)や、何時に生まれたか質問されても答えられずに悩んでしまうところにホロっとさせられた。このように、親目線の子どもへの愛情あふれるシーンに溢れている。
パク・ボゴムはこのドラマで大ブレイク!
成績は悪くてもパワフルな女子高生、ドクソンを演じたイ・ヘリは、1994年生まれの歌手、女優。当時、すでにバラエティで有名になっていたものの、本作でドラマのヒロインに抜擢された。普段は寡黙だがやる時はやる天才囲碁棋士を演じたパク・ボゴムは、1993年生まれの俳優。本作で注目を浴びたボゴムは、2017年に『雲が描いた月明り』でドラマ初主演を果たし、以降、ドラマ『ヒョリの民宿2』、映画『SEOBOK/ソボク』などに出演している。
3人の恋の行方に注目!
日本で配信されているものは、韓国では全20回で放送したドラマを全42回に再編集した日本編集版。何気ない日常の一コマが丁寧に描かれているのも魅力だ。友人の何気ない一言からてっきりソヌが自分を好きだと勘違いし、見事に撃沈してしまったドクソンが可愛い。
そんなドクソンを愛おしそうにみつめるジョンファン(リュ・ジュンヨル)。その上、いつも寡黙なテクがドクソンを好きだと男性陣の前で宣言してしまう。そうとは知らないドクソンは、テクの食事の世話をするために囲碁の中国遠征に同行することに……。
先日、私生活では6年間交際していたドクソン役のイ・ヘリとジョンファン役のリュ・ジュンヨルの破局が発表されたばかりだが、本ドラマでは誰がドクソンの夫になるのか、最後まで見届けたいところだ。(文:渡邉啓子/ライター)
『恋のスケッチ~応答せよ1988~』スペシャルプライス版コンパクトDVD-BOX1~3 各5,500円(税込)
配給:コンテンツセブン
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