山田裕貴「皆さんの世界を少しでも変えたい」と涙を流しながら作品への思いを語る

#あの頃、君を追いかけた 2018.09.19

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主演を山田裕貴、ヒロインを齋藤飛鳥がつとめた映画『あの頃、君を追いかけた』の完成披露試写会が、9月18日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。イベントには山田と齋藤のほかに、共演の松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭佑、遊佐亮介に加え、長谷川康夫監督が登壇した。

・映画『あの頃、君を追いかけた』の完成披露試写会、その他の写真

本作は2011年に台湾で社会現象を巻き起こすほどのヒットとなった同名の青春映画のリメイクとなる。舞台を台湾から日本、時代を1990年代から現代に移し、落ちこぼれの主人公と優等生の女生徒との切ない恋愛が描かれる。

登壇者たちは、映画そのままの学生服姿で登場。主演をつとめる山田は「本当にこの日を待ちわびました。ここにいる6人が大好きで、絶対にこの映画には報われてほしいと思っています。本当に涙が出そう、じゃあ今出せよって話ですが（笑）」と冗談も織り交ぜて、作品に対する思いを語っていた。齋藤も「私は乃木坂46などのお仕事が忙しくて、人並みの学生生活が送れませんでした。だから、乃木坂以外で、こんなに青春を経験させてくれたのはこの作品が最初だと思います」と思い出深い撮影現場を振り返った。

この日は、山田の誕生日ということで、壇上に大きなリンゴがのせられたバースデーケーキが出てきた。これに山田が「さすがに何もないとは思っていませんでした」と本音をこぼすも、周りの出演者たちから「知らないふり、知らないふり」と諭され、すぐに「うわぁ、すげえ。うれしい！」と驚いた演技に切り替えて、全身でよろこびを表現。みんなから順番にケーキを口に運んでもらった。最後、齋藤はわざとフォークを上にあげて、まるで山田が餌付けされているような格好に。これには山田も「飛鳥ちゃん、けっこうドSでしょ」と言いながらケーキを頬張っていた。

最後にもう1つサプライズが。原作映画を制作したギデンズ・コー監督からの、山田のために日本語で撮ったメッセージビデオが流されたのだ。コー監督から「10ヵ国で公開されることになり、僕もうれしい。これからも頑張ってください！」とメッセージを受けとると、山田は感極まって涙を流しながら「映画を見てもらうことが、僕たちにとっても幸せなこと。期待や不安はあります。劇中に『俺がいることで世界が幸せになればいい』という言葉がありますが、この作品を見て、皆さんの世界を少しでも変えたい。ちょっとでも皆さんの世界を変える作品になってほしい」とコメントしていた。

『あの頃、君を追いかけた』は10月5日より全国公開となる。