人と人との本当のつながりを教えてくれる、3人と1匹の物語
『あの花』(13年)『ここさけ』(15年)『空青』(19年)──心揺さぶる青春3部作を手がけた監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀の3人が贈るオリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』が公開されることが決定した。
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幼馴染の青年3人組は、それぞれの気持ちを口にしなくても心が繋がっていた──不思議な生き物の力で。3人と1匹の物語が、コミュニケーションが複雑化する現代で、人と人との本当のつながりを教えてくれる。
監督を務めるのは、『ハチミツとクローバーⅡ』『とある科学の超電磁砲』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の長井龍雪。脚本は、映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』(18年)、今年は『アリスとテレスのまぼろし工場』(23年)で脚本・監督も手がけた岡田麿里。キャラクターデザインは、『すずめの戸締まり』(22年)のキャラクターデザイン、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21年)の作画監督を担当した田中将賀。
長井・岡田・田中の3人は、2011年に深夜アニメとして異例の視聴率を記録し、2013年に劇場版が大ヒットを記録した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』に参加。さらに2015年に『心が叫びたがってるんだ。』、2019年に『空の青さを知る人よ』で再集結した。そして2024年、待望の新作オリジナル長編アニメーション映画となる本作で、3人の才能がまたしても融合することとなる。
今回紹介するティザービジュアルでは、3人の青年がバケツを運んでいる姿が描かれている。バケツの中には、特報のラストにも写し出されている一見ハリネズミのような不思議な生き物の姿が。
また、特報映像は、登場人物それぞれの手のカットが重なり、人と人とのつながりを描きながら、やがて知ることになる〈世界の秘密〉、そして〈痛み〉という言葉が一体どんな“謎”を秘めているのか、さまざまな想像を掻き立てられるものになった。
■長井龍雪監督コメント
『あの花』『ここさけ』『空青』秩父を舞台にした3部作が完結し、4年の月日が経ちました。
脚本の岡田さん、キャラクターデザインの田中さんと共にまた新たに物語を作りたいという思いが叶い、今日に至ります。
今回の舞台は東京。
言葉で上手くコミュニケーションできない少年が不思議な力を持つ生き物と出会い、それにより繋がった3人のお話です。
アニメーションで不思議な出来事が起こるのは幼少期や少年期が多いように思いますが、本作は不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年たちの物語。
通常だったら主人公になりえない人物にフォーカスしています。
幼い頃と大人になってからの関係性の変化は誰しもが経験するもの。
長く一緒にいるとつい相手を分かった気になり発言してしまったりもしますが、ちゃんと相手に直接気持ちを伝えてみよう、そんな風に感じてもらえる作品になっていたらと思います。
鋭意製作中ですが、皆様にお届けできる日を楽しみにしています。
『ふれる。』は2024年秋に全国公開。
・[動画]『あの花』『ここさけ』長井龍雪監督の最新感動作/映画『空の青さを知る人よ』特別映像
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