(…前編「エロ度高過ぎ! 刺激的なBLコミックが続々アニメ化」より続く)
【元ネタ比較】『だかいち』中編
物語もエロもエンターテイメントな原作
桜日梯子原作の人気の高いBLコミック「抱かれたい男1位に脅されています。」がアニメ化され、秋クールのシリーズとして地上波テレビで放送中だ。
華やかな芸能界を描いたいかにも漫画らしい展開を見せる原作コミックは、エロもガッツリ描いてて、そのあたりもエンターテイメントしてる。キャラクターも高人はツンデレ美人受け、准太は年下ワンコ攻めと人気のタイプだ。
高人は、演技に関して自分にも他人にも厳しく後輩に尊敬されるほどのスキルを持っている。片や准太は新人ながらも高人の演技に飲まれることなく渡り合う将来有望な“できる男”。そんな高人が、ベッドの上ではイヤがりつつも流されて涙目になって顔を真っ赤にしてるのが可愛いし、准太は周囲からは天使と言われるほど従順な好青年なのにベッドの上では雄の顔になるのがカッコいい。また2人のパワーバランスもベッドの上と日常では逆転してしまっているところも面白い。深みがあってじっくり考えさせられる作品という路線ではないが、適度な笑いもあって楽しく読めるところが、若い読者を中心に人気となっているのだろう。
ただ、ここからエロ要素を抜いてしまうと、楽しさ半減キャラの魅力も半減、2人の関係性もバランスがイマイチで腑抜けた作品になってしまうハズ。地上波放送でのアニメシリーズとしていったいどこまで描くと言うのか、原作ファンの腐女子たちからは不安と期待の声が上がっていた。
さて、地上波のアニメシリーズでどこまでエロが描かれているかというと、1話目の2人の関係の始まりでは、原作では准太が高人を無理やり襲っていたが、アニメ版ではキスだけしたことに。ん? ん〜? キスだけェ? うーん、やっぱりTVでの表現はキスが限界なのかなぁ。じゃあ、エロはぬるくてBL要素は軽くて全体的にも軽いタッチの芸能界ものBL になってしまうのか、と思っていると……⁉(後編へ続く…)
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