第76回ゴールデン・グローブ賞が1月6日(現地時間)に発表され、大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』がドラマ部門作品賞、主演男優賞の2部門を受賞した。
・『ボヘミアン・ラプソディ』興収84億円突破で洋画興収第1位に!
伝説のパフォーマー、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックは受賞スピーチで「クイーンに感謝します」と、ともに授賞式に出席したブライアン・メイとロジャー・テイラーに感謝を述べたあと、フレディに対して「これはあなたのおかげ、あなたの賞です、ゴージャス!」と賞を捧げた。
人種差別が激しい60年代のアメリカ南部を舞台にアフリカ系ピアニストと白人の用心棒の旅を描いた『グリーンブック』がミュージカル・コメディ部門作品賞、脚本賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞を受賞し、最多3部門を受賞した。
ドラマ部門の主演女優賞は、『アリー/スター誕生』のレディー・ガガでは? という大方の予想を裏切り、『天才作家の妻 −40年目の真実−』のグレン・クローズ。思いがけない受賞には大ベテランも感無量の表情で、涙ながらに登壇。“誰かの妻”であるだけではなく、自分のやりたいことをやるべきだと女性たちに呼びかけるスピーチには拍手喝采が寄せられた。
レディー・ガガは『アリー/スター誕生』でブラッドリー・クーパーとデュエットした「Shallow」で歌曲賞を受賞。
Netflix配信映画の『ROMA/ローマ』は外国語映画賞とアルフォンソ・キュアロンが監督賞を受賞した。
外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督の『万引き家族』、アニメーション作品賞候補だった細田守監督の『未来のミライ』は惜しくも受賞を逃した。
50もの国から集まったハリウッド外国人記者クラブ(Hollywood Foreign Press Association HFPA)によって選ばれるゴールデン・グローブ賞はオスカー・レースのハイライトとなる賞。今年は『ブラックパンサー』や『クレイジー・リッチ』など、主要キャストをアフリカ系、アジア系が占める作品が候補となり、司会をアダム・サンバーグと務めたサンドラ・オーはオープニングスピーチで感極まった様子で「この瞬間を目撃するために、この役目を引き受けました」「来年は違うかもしれない。でも今この瞬間はリアルです。だって、私はあなたが見える。あなたも見える。変化を表す顔たちが」と客席にいる様々な人種やセクシャリティの出席者たちに語りかけた。オーはTV部門ドラマシリーズ主演女優賞も受賞した。
【ドラマ部門】
作品賞
『ボヘミアン・ラプソディ』
【ドラマ部門】
男優賞
ラミ・マレック 『ボヘミアン・ラプソディ』
【ドラマ部門】
女優賞
グレン・クローズ 『天才作家の妻 −40年目の真実−』
【コメディ・ミュージカル部門】
作品賞
『グリーンブック』
【コメディ・ミュージカル部門】
男優賞
クリスチャン・ベイル 『バイス』
【コメディ・ミュージカル部門】
女優賞
オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』
助演男優賞
マハーシャラ・アリ 『グリーンブック』
助演女優賞
レジーナ・キング 『ビール・ストリートの恋人たち』
監督賞
アルフォンソ・キュアロン 『ROMA/ローマ』
脚本賞
ニック・ヴァレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・クリー 『グリーンブック』
歌曲賞
「Shallow」『アリー/スター誕生』
音楽賞
『ファースト・マン』
外国語映画賞
『ROMA/ローマ』(メキシコ)
アニメーション作品賞
『スパイダーマン:スパイダーバース』
[TV部門]
ドラマシリーズ
作品賞
「ジ・アメリカンズ」
女優賞
サンドラ・オー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
男優賞
リチャード・マッデン 「ボディガード -守るべきもの-」
コメディー/ミュージカル部門シリーズ
「コミンスキー・メソッド」
男優賞
マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」
女優賞(コメディー/ミュージカルシリーズ)
レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
テレビ映画・ミニシリーズ
作品賞
女優賞
パトリシア・アークエット 「Escape at Dannemora(原題)」
男優賞
ダレン・クリス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
助演女優賞
パトリシア・クラークソン 「KIZU-傷-」
助演男優賞
ベン・ウィショー 「英国スキャンダル 〜セックスと陰謀のソープ事件」
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