映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の完成披露舞台挨拶が2月12日に新宿バルト9で行われ、上白石萌音、杉野遥亮、横浜流星、川村泰祐監督が出席した。
・『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の完成披露舞台挨拶、その他の写真
本作は人気少女コミック「L・DK」の実写映画化第2弾。「玲苑編」をもとに、秘密の同居生活をはじめたヒロイン・葵(上白石)と学校一のイケメン・柊聖(杉野)のところへ、柊聖のいとこ・玲苑(横浜)がやってきたことから始まる三角関係を描く。
恋愛映画初挑戦だった上白石は「最初マネジャーさんから言われた時は絶対嘘だと思いました。私が少女マンガのヒロインをやるわけないと思ってしばらくは信じられなくて、撮影までは不安とプレッシャーと戦う日々でした」と振り返り、「でも、撮影に入ったらお2人が紳士で私を迎え入れてくださって、なんて器の大きな方々だろうと思いました」とニッコリ。
完成作の感想については「見られたものではなかったです。自分が恋にトキめいたり悩んだりしている姿を見るのは本当に恥ずかしくて、見終わった後しばらく席から立ち上がれませんでした」とはにかんだ。
また、本シリーズといえば“壁ドン”が代名詞。リハーサルで人生初の壁ドンを経験したという上白石は、「壁ドンというと顔と顔が至近距離まで近づいてドキッとするものだと思うけど、我々(上白石と杉野)は身長差がありまして、この身長差でドンとされると前が胸板なんですよ。それで、どうしたらちょうどいい身長差の美しい壁ドンができるのか、一挙一動手間暇かけて作り上げたので、壁ドンはアクションだなと思いました」と苦労話を披露。
一方、横浜は「柊聖(杉野)がかっこよくスマートに(壁ドンを)決めてくれるので、玲苑(横浜)は玲苑らしく勢いよく距離感を近くして、それが“ハイブリッド壁ドン”になりました。新しいワードができたので覚えてください」と茶目っ気たっぷりに違いをアピール。横浜曰く「壁ドンプラス顎クイとか、壁ドンからの引き寄せとか」と合わせ技を行ったそうで、上白石も「(玲苑は)壁ドンがめちゃくちゃ早いんですよ。スピード感があってパワーもあるので、アスリートみたいな感じでした」と振り返っていた。
『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』は3月21日より全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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