幼い娘を救うため、すべてを賭けて“不可能”に挑む父の姿を描いた『ディア・ファミリー』。この作品に松村北斗が出演することが分かった。
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松村北斗、説得力が凄まじい
生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないと告げられるも、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。知識のない中で始まった医療器具の開発は、限りなく不可能に近く、前途多難だったが、「ただ娘の命を救いたい」という一心で、父と母は人工心臓・カテーテルの勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して何年もその開発に時間を費やす。だが、佳美の命のリミットは刻一刻と迫っていた……。
娘を救うために力を尽くす父親を大泉洋が演じ、彼に手を差し伸べる医者を松村北斗が演じる。松村が演じる富岡は、寡黙で人とは距離を置く性格で、荒唐無稽な一家の挑戦を冷めた目で見ていたが、父の娘への愛情と絶対に諦めない強い心を目の当たりにし、影ながら研究を手伝うことになる重要なキャラクター。
実在したモデルがいるという難役に挑んだ松村は「この映画は実際にあった出来事を題材にしていることもあり、その説得力は凄まじいものでした。いくつもの優しさと愛情が描かれているこの作品の中で、僕の演じた富岡進はその難しさに心を苦しめ、それでも答えを導き出す強さを持った憧れの人物です」とコメント。さらに、筋金入りの“TEAM NACS ファン”を公言している松村にとって、憧れの大泉洋との共演が遂に実現。「大泉洋さんとの共演は僕の夢の一つでした。現場でご一緒する時間で、空想だった尊敬がはっきりと実感のある尊敬に変わりました。そんな座長がいるチームが作った作品は切実で愛情深いものです」と吐露した。
本作が初の顔合わせとなる月川翔監督と松村。月川監督は、「この物語の主人公の無謀にも見える挑戦に対して、過度な期待を抱かせないように距離を置く態度や、衝動的に込み上げる熱い想いの表出など、繊細にキャラクターに息吹を吹き込んでくださいました。わずかな目の動きや息遣いに至るまで、劇場空間で見る価値のある表現が作品に刻まれていると思います」と語った。
ノンフィクション作家・清武英利の「アトムの心臓『ディア・ファミリー』23年間の記録」を基にした本作は、大泉、松村の他、母親を菅野美穂、心臓疾患を抱える娘を福本莉子、その妹を新井美羽、長女を川栄李奈が演じる。
『ディア・ファミリー』は6月14日より公開される。
■キャスト・スタッフコメント
《富岡進役:松村北斗コメント》
この映画は実際にあった出来事を題材にしていることもあり、その説得力は凄まじいものでした。いくつもの優しさと愛情が描かれているこの作品の中で、僕の演じた富岡進はその難しさに心を苦しめ、それでも答えを導き出す強さを持った憧れの人物です。そして、大泉洋さんとの共演は僕の夢の一つでした。現場でご一緒する時間で、空想だった尊敬がはっきりと実感のある尊敬に変わりました。そんな座長がいるチームが作った作品は切実で愛情深いものです。
多くの方に見て欲しいと思う作品に少しでも関われたことを本当に嬉しく思います。
《月川翔監督コメント》
松村北斗さんに演じていただいた富岡という役柄は、実在の医師をモデルにしています。
この物語の主人公の無謀にも見える挑戦に対して、過度な期待を抱かせないように距離を置く態度や、衝動的に込み上げる熱い想いの表出など、繊細にキャラクターに息吹を吹き込んでくださいました。わずかな目の動きや息遣いに至るまで、劇場空間で見る価値のある表現が作品に刻まれていると思います。
《大瀧亮プロデューサーコメント》
グループで躍動されている姿と 1 人の俳優として活躍されている姿を様々なメディアで拝見してきましたが、富岡という人物が持つ客観的な冷静さと秘める熱さの振れ幅を松村さんなら体現してくださると思いオファーに至りました。
撮影前に SixTONES のライブを拝見し、一瞬で大空間を魅了する華やかさに大感動したのも束の間、撮影現場での謙虚な居住まいと真摯な役との向き合いに、更に魅了されました。
実在の人物がモデルということで、芝居のトーンを丁寧に監督と構築されていたのが印象的です。こんな人が実際にいたのだという事実と共にこの大事なキャラクターの行く末を映画館で体感していただきたいです。
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