50歳の小児性愛作家と14歳の少女が性的関係を結び、歪な関係にのめり込んでいく…フランス中を震撼させた衝撃の実話が映画化
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実際に起きた“事件”をもとに描く『コンセント/同意』が公開決定
50歳の小児性愛作家と14歳の少女の間に起こった“事件”を描く映画『コンセント/同意』が、今夏に公開されることが決定した。先行上映される横浜フランス映画祭2024では、ヴァネッサ・フィロ監督と主演のキム・イジュランが来日し、上映後の舞台挨拶に登壇予定だ。
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文学を愛する13歳の少女ヴァネッサは、50歳の有名作家ガブリエル・マツネフと出会う。彼は自身の小児性愛嗜好を隠すことなくスキャンダラスな文学作品に仕立て上げ、既存の道徳や倫理への反逆者として時代の寵児となった著名人だった。やがて14歳になったヴァネッサは、彼と“同意”のうえで性的関係を結び、その歪な関係にのめり込んでゆく。それが彼女の人生に長く暗い影を落とす、忌むべきものになるとも知らず…。
2020年1月、1冊の本が出版されフランス中が騒然となった。「同意」と題されたその著書は、芸術文化勲章まで受賞した有名作家ガブリエル・マツネフと14歳で性的関係を持っていた女性ヴァネッサ・スプリンゴラからの、いわば告発だった。そこに記されていたのは、マツネフが彼女を含む多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用した生粋の小児性愛者にも関わらず、その歪んだ行為さえ文学として消費され、礼賛すらされてきたという驚くべき実態である。
本作は、その衝撃の実話をもとに映画化され、公開されるやいなや大きな話題を呼んだ。特に若者たちの反応は凄まじく、「今見るべき、知るべき作品」としてSNSでトレンド入りするなど日に日に観客を増やし、公開2週目から前週を上回る観客数を動員。異例のヒットを記録している。
監督を務めたのは、マリオン・コティヤール主演『マイ・エンジェル』(19年)のヴァネッサ・フィロ。家族や女性の在り方といった現代的なテーマを探求する、率直かつエモーショナルな作風で知られる。主人公ヴァネッサ役のキム・イジュランは映画初出演にして、本作の演技でセザール賞女性新人賞にノミネートされた。
『コンセント/同意』は今夏に全国順次公開。横浜フランス映画祭2024は3月20日から24日まで開催。
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