中谷美紀が5月28日にフランス大使館で行われた「フランス映画祭 2019 横浜」ラインナップ発表記者会見に、横浜市の林文子市長、日産自動車株式会社副社長チーフサステナビリティオフィサー川口均氏、ローラン・ピック駐日フランス大使、ユニフランスのイザベル・ジョルダーノ代表とともに出席した。中谷は同イベントのフェスティバル・ミューズをつとめる。
・ 「フランス映画祭 2019 横浜」ラインナップ発表記者会見 その他の写真
まずはフランス語で、続いて日本語で挨拶した中谷は「フランス映画祭がいよいよ開催となります。フランス映画はリュミエール兄弟が映画という素晴らしい芸術をこの世にもたらして以来、人々の心に寄り添い、そして誰かが言えなかった言葉を代弁し、時には世界に対して問題提起をする存在であり続けました。そうした素晴らしい映画の数々を、横浜のフランス映画祭で観ることが叶います。横浜の街は港町で、ご存知の通り、カンヌの街に少し似ています。映画もさることながら、街の風情も楽しんでいただけたら幸いです。ぜひ、皆様のご来場をお待ちしております」とコメント。
ジョルダーノ代表は、今年の上映作品のテーマを「1つ目は“パリの街”。光の街であり影もある。『アマンダと僕』『ディリリとパリの時間旅行』の2つです。第2のテーマは“女性の視線”で現代社会を見ること。『愛しのベイビー』『カブールのツバメ』の2つです。第3のテーマは“見捨てられた人々の報復”です。『シンク・オア・スイム』『崖っぷちの女たち』『社会の片隅で』『シノニムズ』です」とアピール。
続けて「今回はミシェル・ルグランとフランシス・レイの追悼イベントも行います。以前、ミシェル・ルグランと話す機会があったのですが、どれほど日本が好きかを語ってくれたので『いつかフランス映画祭に来てほしい』と思っていましたが、残念ながら亡くなってしまいました。フランシス・レイは世界中で愛された音楽家で『男と女』でも知られています。彼らの音楽はフランスの芸術の力がどれだけ大きいかを伝えてくれました。今年のフランス代表団・団長は、クロード・ルルーシュ監督がつとめます。彼は若い世代やあらゆるものに対してのゴッドファーザー的な立場です。カンヌ映画祭でお会いしましたが、公式のパーティなどにはいかず、小さな上映会で若い世代の映画を見ていました。ぜひ、若い人たちにクロード・ルルーシュ監督の言葉を聞いてほしいと思っています」と述べている。
「フランス映画祭 2019 横浜」は6月20日から23日にかけて、みなとみらい地区中心に横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらいなどで開催される。
公式HP:http://unifrance.jp/festival/2019/
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