Netflixに対抗するのはディズニー、アップルだけじゃない!
新規参入の注目株とは?
動画配信の巨人ネットフリックスに対抗すべく、秋から参入する予定のウォルト・ディズニーとアップル。両社の動きに業界の注目が集まるが、新規参入する企業は他にもある。注目株を2社解説する。
1社はワーナー・メディア。米通信大手AT&Tによって昨年買収されたタイム・ワーナーの新社名だ。同社では動画配信サービス向けの新作企画を数多く進めている。『トウキョウ・バイス(原題)』は読売新聞の記者だったアメリカ人ジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタインによるノンフィクション『トウキョウ・バイス:アメリカ人記者の警察回り体験記』を10話構成でドラマ化。
SF小説『デューン 砂の惑星』の新作映画を撮影中のドゥニ・ビルヌーブ監督が、スピンオフとなるドラマ『デューン:シスターフッド(原題)』も準備中だ。パイロット版のメガホンをとるほか制作総指揮を務める。さらにワーナーでは『グレムリン』のアニメシリーズも準備している。
またJ・J・エイブラムス率いる製作会社バッド・ロボットと5億ドルの大型契約を結び、映画、テレビシリーズ、動画配信向けコンテンツと幅広く企画製作を行っていくと伝えられている。ちなみにバッド・ロボットは、映画はパラマウント・ピクチャーズ、テレビドラマはワーナー・ブラザース・テレビジョンとファーストルック契約を結んでいるが、どちらの契約も20年に満了を迎えるため、昨年から新たなパートナーを探していた。
相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。
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