血しぶき、内臓、ドラッグ、BL、テディベアの下半身を混ぜ込んだ反戦アニメーション
スペインの鬼才アルベルト・バスケス監督による最新アニメーション映画『ユニコーン・ウォーズ』が公開されることが決定した。本作より予告編とアザービジュアルを紹介する。
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本作は、『サイコノータス 忘れられたこどもたち』(15年)のバスケス監督の長編2作目にして最新作。『地獄の黙示録』×『バンビ』×『聖書』を企画コンセプトに、テディベアとユニコーンの最後の聖戦を、血しぶき、内臓、ドラッグ、BL、テディベアの下半身など“アブナイ表現”をたっぷり混ぜ込んで作り上げた、“究極の反戦アニメーション”だ。
物語の舞台は、とあるディストピア。魔法の森に住む<テディベア>と<ユニコーン>の間には、先祖代々に渡って戦いが繰り広げられていた。軍の新兵訓練所で屈辱的な特訓の日々を過ごすテディベアのアスリンと双子の兄ゴルディは、森から帰ってこない部隊の捜索に参加し、危険な生物や無残な姿となった隊員たちを目撃。彼らの自分たちの聖書にある「最後のユニコーンの血を飲む者は、美しく永遠の存在になる」という言葉を信じ、ユニコーンの生息する深い森へと進軍してくが…。
企画・制作期間に6年を要した本作では、250人以上の精鋭スタッフが50体ものキャラクターと1500もの背景を作り上げ、2Dと3Dアニメーションを融合。音楽を巧みに駆使して、シチュエーションやキャラクターとシンクロしながら一貫性を保つ芸術的な作品に仕上げている。キャラクターの可愛い見た目から、一見子ども向けのアニメーションと思われがちだが、家族関係、宗教、環境、悪の起源、そして権力を支配する意味を語りながら、“分断がもたらす争い”がいかに無意味であるかを説く、大人のためのダーク・ファンタジー作品だ。
今回紹介する予告編では、バスケス監督が「狂信的な考えがどのように戦争拡大に影響するかを描きたかった」と語る通り、テディベアたちが見た目の可愛らしさに反して、次々と想像を超えた行動をとっていく。清き者たちは、信念の果てに何を見失ったのか? 愛ゆえの憎しみが無駄な分断を生みだす世界で、平和な神の楽園はどこにあるのか?
あわせて紹介するアザービジュアルは、逃げ惑うテディベアがメインの先行劇場限定版と、激高し反撃するユニコーンをメインに据えた全国公開版の2種類となる。どちらも不気味さと可愛さを兼ね備えたデザインとなっている。
『ユニコーン・ウォーズ』は5月25日よりシアター・イメージフォーラムにて先行公開、5月31日より全国順次公開。
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