三菱UFJ信託銀行が、同社で働く信託銀行員の実体験をミニドラマ化したWEBムービー『こころを託す物語』。その第2弾となる『みまもり』篇と『年金』篇が8月16日より同時公開された。
『こころを託す物語』は、お客さまの気持ちに寄り添い、託された信頼に誠実に応える銀行であることを伝える企画として、2018年よりスタート。第1弾として『時計』篇、『心の資産』篇、『上場』篇の3本が公開され高評価を得ている。
今回公開となるのは、その第2弾。『みまもり』篇は、近年課題が浮き彫りとなっている高齢者の独居の物語だ。母の反対を押し切り、美容師になる夢を追いかけて実家を出た息子。「苦労して大学まで出たのに、急に美容師だなんて」と言う母に向かって、息子は「母さんが決めることじゃないだろ」と言い放つと家を出て行ってしまう。以来、息子はひたすら夢を追い、何年も家に戻らない。その間、1人で暮らす母を家族のように見守っていたのは銀行員だった。
数年が経ち、ようやく美容師としてのデビューが決まった息子に、1本の電話がかかってくる。それは、ずっとそばで見守っていた銀行員からで「母の様子がおかしい」と言う。そしてその銀行員から、ある願いを託される。それは、母の髪を切ってあげること。息子はすぐに母のところへ向かい髪を切ってあげると、母は安心したのか、穏やかな笑みを浮かべるという感動ストーリーだ。
一方、『年金』篇は、経営状況から従業員への年金給付額を減額せざるを得なくなった老舗和菓子メーカーが舞台。年金給付額の減額に対し、従業員の同意がなかなか得られず、会社と従業員のはざまで悩む人事部長は、企業年金のプロである信託銀行の行員に相談する。そこで銀行員は、会社にとってのみならず、従業員にとっても最善の策を立てようと奮闘。できあがったのは、減額幅の圧縮など従業員に配慮した新しい案で、人事部長はこれを社長に提案するも、社長からは「もとの条件で“説得”することがお前の仕事だ」と一蹴されてしまう。
信託とは、「自分の財産を信頼できる人に託し、自分が決めた目的や人のために運用・管理してもらう制度」。まさに、これを担えるのが普通の銀行と信託銀行の違いだ。お客さまから“信じて託された”ものや思いに、託された側として誠実に答えることを何より大事にしている信託銀行員たちの思いが伝わる動画となっている。
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