木村拓哉、今回はフランス語にも挑戦!? 大ヒットドラマを映画化した『グランメゾン・パリ』が公開決定
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舞台はパリへ! アジア人初のミシュラン“3つ星”を獲得できるのか?
木村拓哉主演の大ヒットドラマ『グランメゾン東京』が、『グランメゾン・パリ』として映画化されることが決定した。尾花(木村)と倫子(鈴木京香)が、今度は世界に挑む。
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2019年にTBSの日曜劇場枠(毎週日曜21時)で放送され、多くの作品ファンを生み出したドラマ『グランメゾン東京』。木村拓哉演じる、料理に人生をかけるフランス料理のシェフ・尾花は、己の慢心が招いた重大事件によって、パリで2つ星を獲得した店と仲間をすべて失ってしまう。そんな時どん底まで転落した尾花が、鈴木京香演じる女性シェフ・倫子と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも日本で3つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する。
同ドラマは放送当時から大きな話題を呼び、続編を望む声が多く寄せられた。今年1月には公式サイト・公式SNSで「グランメゾン・プロジェクト始動」という言葉のみが明かされ、再始動に歓喜の声が寄せられる中、3月に「グランメゾン東京」が3つ星を獲得した後を描く、スペシャルドラマ放送の情報が解禁。ベールに包まれていたプロジェクトの全貌が徐々に明かされる中、今回映画化されることが発表された。
「グランメゾン東京」が日本で“3つ星”を獲得してから時が経った。尾花夏樹(木村)と早見倫子(鈴木)は、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“3つ星”を獲得するために奮闘していた。
名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で “3つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願。だが、異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“3つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。「グランメゾン・パリ」は結果を出せない日々が続いていた。
そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで3つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう。かつてカリスマシェフと称された尾花夏樹は、挫折や国境の壁を乗り越え、仲間と共に世界最高峰の“3つ星”を手に入れることは出来るのか?
主演を務めるのは、アーティストとしても俳優としても第一線で活躍し、常に挑戦を続ける木村拓哉。数多くの代表作を持ち、確固たるキャリアを築きながら、近年も毎年自身の主演ドラマが放送されるなど、今なお俳優としての活躍が目覚ましい木村が、料理のためなら妥協を一切許さない、自身のストイックさにも通じるシェフ・尾花として、映画となって5年ぶりにスクリーンに帰ってくる。木村の主演ドラマが映画になるのは、2015年公開の『HERO』以来、約9年ぶり。
木村演じる尾花を支える右腕のシェフ・早見倫子を演じるのは鈴木京香。ドラマでは、日本にオープンした「グランメゾン東京」で3つ星レストランのシェフとなった倫子だが、映画ではどのような活躍をするのか注目だ。
さらに、沢村一樹(ホール責任者/京野陸太郎役)、及川光博(シェフ/相沢瓶人役)をはじめ、Kis-My-Ft2・玉森裕太(シェフ/平古祥平役)、寛一郎(部門シェフ/芹田公一役)、吉谷彩子(パティシエ/松井萌絵役)、中村アン(ホールスタッフ&ソムリエール/久住栞奈役)、冨永愛(フードインフルエンサー/リンダ・真知子・リシャール役)といった連続ドラマから出演しているキャスト陣も再集結するほか、塚原あゆ子監督と脚本・黒岩勉のタッグも続投する。
今回の映画は、日本を飛び出し、フランス料理の本場・パリが舞台。3月には実際にパリで大規模なロケ撮影も行われ、木村をはじめとした主要キャストは、劇中で日本語のセリフと変わらない量のフランス語での芝居にも挑戦した。
本映画で料理監修を手がけるのは、2020年、実際にアジア人初となるフランスの3つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフ。異国の地のシェフが個人店で3つ星を獲ることは奇跡と言っても過言ではなく、5年経った今でも、ミシュランガイド・フランスでのアジア人店舗での3つ星獲得は「Restaurant KEI」の1店舗のみ。本作の撮影で、木村はそんな小林シェフに敬意を込め、自身も金髪にするなど、強い想いをもって撮影に臨んだ。
■木村拓哉(尾花夏樹役)
キャスト・スタッフ全員が、この作品に対してすごく気持ちのこもっている現場だったので、この役として皆さんと再会できたことが嬉しかったです。5年ぶりにはなりますが、5年間各々の中で役がしっかり生きていたなという印象がものすごくありました。「グランメゾン東京」で、日本でミシュランの3つ星を手にした時も大きなゴールだと思ったんですけど、パリで3つ星というのは、尾花自身はずっと挑んできていたものの手が届かないものだったので、それに手を伸ばす、というのは非常に大きな挑戦だなと思いました。
今回フランス語にも挑戦していて、自分の中では、尾花として羽を伸ばしきれていないなと感じる時もあったのですが、キャスト・スタッフ全員が監督のOKを求めて、お芝居というセッションをできたのは豊かな時間でした。製本された台本を読んだ時は、それこそパリで3つ星を獲るくらい「撮れるわけないだろう」という内容に感じたんですけど、それは自分自身が勝手に考えていたことで、いろんな方のサポートを得たらできるものなんだなと思いましたし、感謝しかないです。
「グランメゾン・プロジェクト」が始動した事に対してリアクションをすごくいただけているので本当に嬉しいですし、実際にお料理を召し上がっていただくことは難しいですが、本当に匂いまでお届けしたいくらいの美味しいお料理がいっぱい出てきます。尾花をはじめとする「グランメゾン・パリ」のメンバーが、大人の本気を出して一品一品を仕上げていると思いますので、皆さんに劇場でぜひ召し上がっていただけたらなと思っています。
■鈴木京香(早見倫子役)
スペシャルドラマと映画で再び皆さんとご一緒して、あっという間でしたがパリでの充実した撮影を終えました。連続ドラマの時の思い出もよみがえってきたりして不思議な感覚になりもしました。
『グランメゾン東京』は、自分のやってきた仕事の中でも特にたくさんの方に「見たよ」「好きだったよ」と声をかけていただいた大切なドラマでしたし、そのドラマの映画化で、元々大好きだったパリという街に来られたことは最高に嬉しかったです!
今回倫子は、3つ星を目指す尾花の大事な右腕にならなければいけなかったので、そんな尾花役の木村さんの熱量にしっかりとついていけるように集中力だけは欠かさないようにしていました。そんな中に沢村さんや及川さんのように場を和ませてくれるムードメーカーもいらっしゃって、本当に素敵なチームでした。
ドラマも映画もレストランも一人じゃできなくて、皆の力が集まってはじめて良いものになると実感しました。それぞれのベストを尽した作品に参加できて幸せでした。
■伊與田英徳(プロデューサー)
グランメゾン・パリの映画を製作することができて大変うれしく思います。連ドラの時の冒頭のシーンもパリで撮影できたのも嬉しかったですが、再びパリで、しかも映画の撮影で行くことができるなんて、夢のような時間でした。尾花役の木村拓哉さんや倫子役の鈴木京香さん、沢村一樹さん及川光博さんをはじめとしたキャストの皆さん、そして、支えていただけたスタッフの皆さんに心より感謝しております。
今回、映画を製作するにあたって、たくさんの料理人の方々にお話を伺ったり、お料理をする姿を目の当たりにして、料理に命をかけて挑んでいらっしゃることに改めて感動しました。そして、こちらも命がけで挑まないとと思い、脚本家の黒岩さん、監督の塚原さんに、全力で向き合っていただきました。さらには、木村さんをはじめとするキャストの皆さんが、命をこめて演じてくださっていて、撮影現場では驚きの連続でした。
これ以上ない極上の映画に仕上がっていると思います。パリで撮影できたことで生まれた空気感や、パリのスタッフと協力することでしかなしえなかった映像のリアリティ、そして、今回、パリで3つ星を獲得したシェフの小林圭さんに監修していただいたことで可能になった臨場感ある料理シーンも見どころの一つです。
皆さん、尾花が3つ星を取ることができるのか? 楽しみにお待ちいただきたく思います。
『グランメゾン・パリ』は2024年冬公開。
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