北野武監督作『首』がNetflix TOP10に2週連続ランクイン、カンヌで絶賛の意欲作

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『首』
今週のNetflix TOP10(日本/映画)5位『首』

ビートたけし、加瀬亮、西島秀俊、浅野忠信ほか豪華俳優陣が集結

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、視聴時間で人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回は、日本(映画)の第5位にランクインしている『首』(英題:kubi)をピックアップ。昨年11月末に公開された話題作が先週よりNetflixで配信開始され、2週連続でTOP10にランクインしている。

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時は戦国時代。天下統一を目指す織田信長は日本各地で激戦を繰り広げていた。そんな中、家臣の荒木村重が謀反を起こし忽然と姿を消す。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら居並ぶ家臣たちに村重を捕らえるよう言い渡す。優れた働きをした者は信長の跡目として考えるとの甘言に家臣たちは色めきたち、天下を狙う秀吉は光秀を利用して信長を失脚させようと密かに動きだす。

構想30年、「本能寺の変」を大胆に脚色!

『アウトレイジ最終章』から6年ぶりとなる北野武監督の新作『首』は、北野監督が構想に30年もの歳月を費やしたという満を持した歴史スペクタクル。有名な史実「本能寺の変」に大胆な解釈を加え、壮大に描きだした北野監督オリジナルの意欲作だ。原作・脚本・編集を兼任した北野監督がビートたけしの名で羽柴秀吉を演じ、織田信長を加瀬亮、明智光秀を西島秀俊、黒田官兵衛を浅野忠信が扮したほか、小林薫、中村獅童ら錚々たる俳優が集結している。

黒澤明が生前、「これを撮れば『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と言ったという逸話も残る本作では、信長の跡目争いを軸とした陰謀と共に、男性同士の愛憎劇が複雑に絡み合い、物語を牽引していく。カンヌ国際映画祭で5分におよぶスタンディングオベーションで迎えられた話題作を、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか?

初週は第2位、今週も第5位と健闘

6月20日(木)から配信がスタートした『首』は、配信初週の集計(6月17日~6月23日)で日本(映画)の第2位に食い込み、2週目となる今週の集計(6月24日~6月30日)でも第5位にランクインして2週連続でTOP10入りした。(文:足立美由紀/ライター)

【Netflix日本Top10(映画)/6月24日~6月30日】
1位『静かなるドン 第一章』
2位『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』
3位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
4位『THE FIRST SLAM DUNK』
5位『首』
6位『トリガー・ウォーニング』
7位『異動辞令は音楽隊!』
8位『FALL/フォール』
9位『セーヌ川の水面の下に』
10位『キングダム2 遥かなる大地へ』