山崎賢人×松岡茉優×又吉直樹(原作)、不器用で切なすぎる恋愛描く『劇場』特報解禁

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(C) 2020「劇場」製作委員会
(C) 2020「劇場」製作委員会

山崎賢人主演、松岡茉優共演で、「火花」で芥川賞に輝いたお笑い芸人・又吉直樹の第2作目となる小説「劇場」を実写映画化する『劇場』。この作品の公開日が4月17日に決定し、特報が到着した。

[動画]解禁となった『劇場』特報

「劇場」は、又吉直樹が「火花」より前に書き始めていた作家の原点とも言える恋愛小説。「恋愛がわからないからこそ、書きたかった」と又吉自身が語る本作は、劇作家を目指す主人公・永田と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希の、生涯忘れることができない7年間の恋を描いた作品だ。

山崎が、演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田役を演じ、松岡が、そんな永田のことを、葛藤や迷いを抱えながらも純粋に愛そうとする健気な沙希役に扮する。山崎は撮影前に何度も監督とエチュードを重ね役を作り上げたそうで、本作では人生で初めてひげを生やすなど、これまでに見たことのない表情に挑戦。『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』など、時代ごとに新たな恋愛映画のマスターピースを撮り続けてきた行定勲監督がメガホンをとる。

解禁となった特報は、「夢を叶えることが、君を幸せにすることだと思ってた」という永田(山崎)のセリフとオーバーラップするかのように、永田と沙希(松岡)が自転車で2人乗りをしたり、同棲している部屋で仲睦まじく過ごしているシーンが描かれていく。

しかし、演劇の世界で夢見ながらも厳しい現実に打ちのめされていく永田と、彼を支えながらも葛藤していく沙希は徐々にぶつかり、すれ違っていく。終盤での、沙希の涙ながらの「ごめんね」という言葉。そして永田の「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできなかったんだろうね」と、ポツリと涙をこぼす表情からは、不器用で切なすぎる2人の恋愛模様が痛いほど伝わってくる映像に仕上がっている。