女優の上白石萌歌が、PARCO劇場オープニング・シリーズの秋の陣第1弾を飾る舞台『ゲルニカ』のヒロイン・サラ役に決定。本作への気込みや、本人の「夢」の実現の喜びを語った。
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上白石は、第7回「東宝シンデレラオーディション」にてグランプリを受賞して以来、2018年テレビドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)や 『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)などの話題作に多数出演。また、劇場アニメ『未来のミライ』での声の出演やバラエティー番組『A-studio』(TBS系)のサブMC、「adieu」名義での音楽活動など、マルチに活躍の幅を広げる若手実力派女優だ。
そんな上白石が今回挑戦するサラは、スペイン・ゲルニカの貴族に生まれ、裕福ながら閉ざされた世界にいた少女。同国の内戦によって目覚め、さまざまな人々とのつながりの中、1人の女性として成長していくという難役にどう挑んでいくのかが見どころの1つだ。
また、演出家・栗山民也の舞台への出演が夢だったと話した上白石。「今から期待やら不安やらが一気に押し寄せてきているところですが、栗山さんを信じて最後まで駆け抜けられればと思います」と意気込んだ。
一方栗山も、「お姉さんの萌音さんとは去年ご一緒した際、その美しく確かな感性を実感しました。まさに”奇跡の姉妹”だと思います。今度は、妹の萌歌さん、本気でぶつかり合いましょう」とコメントし、上白石との共演に期待を寄せた。
すでにPARCO劇場での上演が発表されている本作は、スペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いたパブロ・ピカソの絵画「ゲルニカ」を見た栗山が、20年以上あたためてきた構想をもとにつくられた作品。私たちと変わらない普通の人々の生活が突然脅かされ、消えてしまった悲劇、そしてそれを乗り超えるべく生きていく人々を描いた希望の物語だ。
上白石は「この1枚(の絵)から浮かび上がるあの日のゲルニカの人たちの想い、祈りとはどのようなものだったのか、必死に受け取りながら演じたいです」と話した。
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